見出し画像

霊仙の国を守る奥義

霊仙は、国家的事業としてのサンスクリット語の経典の翻訳を完了することができました。

その活躍により、皇帝から三蔵の称号を賜ったのです。
これが日本人で唯一の三蔵法師となった理由です。

この活躍があり、皇帝は霊仙を祈祷僧に任命しました。
わずか10人という狭き門です。

皇帝の祈祷をやるわけですから、護国のための国家機密とも言える密教の秘法を習得するチャンスとなりました。
数々の唐の朝廷が持つ秘法を習得した雲仙は大秘法と言われる太元帥法を知ることになります。

天をつくような怒髪に、憤怒の形相、炎の前に立ちはだかり、最も恐ろしい仏神とされる太元帥明王による秘法です。

唐の朝廷にとって見えない世界から、国を治めて敵に勝つためのものでした。

この効果は絶大で、不空三蔵は安禄山の反乱で唐が危機だったことがありましたが、この危機を救ったのが太元帥法なのです。

見えない世界というのは元々兵法として使われることも多かったですから、重要な奥義に関しては、国家に対しても重要でしたし、多くの実績があります。
さすがにそこまで大風呂敷は広げなかったとしても、個人単位では十分人生を切り開くだけの力は秘めています。
何か閉塞感を感じるようであれば、大きく前進することができると思いますから、興味のある人は一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。