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交渉と陰陽

蘇秦は交渉のために鬼谷子をまとめます。

情報変化の波を見極めて、積極・消極を使い分ける開閉のやり方を見出しました。
まさに駆け引きなのです。
開閉ですから、陰陽ということもあります。

開くというのは心の扉を開いたり、積極的に行動に出ることです。
閉じるというのは、沈黙を守ったり、消極的にとどまったり拒否することです。

これらは陰陽に従って行います。
強気の相手ならこちらも高飛車にいきます。
弱気の相手ならこちらも下手にいきます。
小に対しては低く、大に対しては高く出るわけです。

聖人は内に対する問題はどんなに小さなことも処理しますし、外に対する問題はどんなに大きくても処理しますから、処理できないということはないのです。
それが陰陽に沿って行動しているからです。

陽が極まれば陰になりますし、陰が極まれば陽になります。
陽をもって行動すれば利得につながりますし、陰をもって静止すれば安定します。
陽をもって陰に対するなら利得を行使しますし、陰を持って陽に対するなら力を行使します。

自然の法則というのは交渉にも当てはまりますね。

自然思想などの占術理論は現実のことに対しても応用がききます。
単なる哲学で終わるのではなく、人生に活かしていくのが大切ですから、そのようなことに関心のある方はせっかくのご縁ですから一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。