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気分と交渉

何かの策を成功させるために事前の根回しというものは重要です。
自分自身の意見を述べることもそうですが、目上の人に対する進言、対等者に対する提言、目下の人に対する指示も同様です。

自分の意見を述べても、相手に納得してもらわなければ意味がありません。
そのために、相手が受け入れてくれるように雰囲気を醸成しておくわけです。
お互いの気分が乗ったところで本題を出すべきなのです。

乗ってこないなら、何か提案しても気分を害してしまいますから、むしろ何もせず別日に改めるくらいの方が良いでしょうね。

ただし、あまりにもお互いの考えがかけ離れている場合は、段階的にその差を縮めていきましょう。

君主と臣下においてもそういうものです。
近しい存在かどうかというよりも気分があっていれば縁遠い人の意見も採用するでしょうし、気分が合わなければ近い立場の人の意見も却下するでしょう。

案外、物事を進めるのは気分が乗っている時か乗っていない時かということで決まってくるものですよ。

結局、気分で決まっていくのですから、それだけ相手を見抜くということが重要になってくるわけです。
特殊な感覚を磨いていくのも良いですし、占術理論を学んでロジックで対応していくのも良いでしょう。
両面の手段をうまく組み合わせていくとさらに効果的ですしね。


これからも良い記事を書いていきます。