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見えない世界とインテリジェンス

大鏡に安倍晴明が花山天皇が譲位することを察知した話があります。

晴明が天文の異変に気づき、花山天皇が出家することと、晴明の家の前を通ることを事前に知ったため、行動を起こしていくわけです。

藤原道兼が共に出家しようと誘ったのですが、これがだったわけです。

しかし、よくよく考えると、晴明は道兼の兄である藤原道長を担当していましたし、仲も良かったのですから、その計画を最初から知っていたというのは想像できることですね。

事前に気付くことで、対策を取ったといえば、晴明がカラスのような姿の式神と対峙したことがありました。

カラスのような姿の式神を見て、守りに入っては手遅れということです。
カラスの糞が落ちてきた時点でアウトでした。

つまり、式神の前に何かしらの兆候なり、情報を事前に掴んでいたのかもしれません。

結界を張って小将を守り、呪詛返しをするわけですが、呪詛返しだけでは式神は消えません
おそらく、式神のコントロール権を奪い、相手を攻撃させたということでしょう。
そして、攻撃をしてきた人物を倒したのです。

見えない世界の戦いというのは、見えない世界だけで完結するものではありません。
見える世界も含めて相乗効果を起こしていけば良いのです。
見える世界については、皆さまも学ぶ機会は沢山あると思います。
見えない世界については、一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。