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不死身の魚

陰陽が分かっていると、様々な点で優位でした。

それを理解していた伝説の魚は不死身なのです。

不死身と言っても、水がなければ魚は干からびてしまうと皆さまも思うでしょう。
実際に旱魃がやってきました。
多くの魚たちは水探しに奔走しますが、死んでしまいました。

しかし、この魚は辺りを見回して、泥地に潜り込んでじっとしていました。
ようするに陰である閉の状態となったのです。
泥がありますから、身体の水分は蒸発しませんし、動いていないからエネルギーもそんなに使いません。

もちろん、季節は変わりますから、どこかのタイミングで雨は降ります。
数ヶ月後に雨が降り、川に水が戻ってきました。
魚は陽である開の状態に転じたのです。

泥の中から出てくると、他の魚は前回の旱魃で死んでしまいましたから、餌も豊富にあり、急速に繁栄して、川の王者となりました。

周りの状況とは常に変わっていくものです。
閉の時は消極的な守りの姿勢でいき、持久戦で臨みます。
そんな時に焦って動いては他の魚のように干からびてしまうでしょう。

開閉というものが分かっているとこのようにどのように動けば良いのかというものも分かってきますね。

自分がどんなに状態に置かれているのか、そんなことを知るのに見えない世界や占術理論は役に立ちますし、興味のある方はぜひ一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。