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死生観と見えない世界

安楽死について考えているのは医者や法律家というのが現状ではありますが、聖域を守ることに一生懸命という感覚のために、改革が進みませんでした。

領域がずれているという他にも、そもそも彼らは上級国民であるために、戦場に行くこともありませんし、貧困による不幸の現場などにも立ち会った経験もほぼありません。

しかしながら、事故等を目の前で目撃することはあるかもしれません。
しかし、厄介ごとに巻き込まれたくないと、問題を無視したりする人間も世の中には多いものです。

世の中には色々な死がありますし、人それぞれの死生観もあるでしょう。
しかしながら、人の命はやはり見えない世界での検討がいるのです。

例えば、高層ビルが火事になって、火から逃れようと窓枠にぶら下がって落ちそうになっている人がいたとしましょう。

とても助けられない状況になってしまった時に、安楽死させるべきかとか、そんな議論はしないでしょう。
単に、神様、仏様と祈るのみです。

現実的な議論だけしても人の命とは向き合えていません。
命の決断には見えない世界も必要なのです。

命という一番身近なものであっても、見える世界だけで考えても何も見えてこないのではないでしょうか。
いまだに科学では命とは何なのかと何一つ分かっていません。
命について考えるについても見えない世界も踏まえてみませんか。


これからも良い記事を書いていきます。