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神話から見る日本人の精神

日本人をはじめとした東洋人は人間も自然の一部と考える謙虚さがあります。
日本人の倫理観の高さはそのようなところから来ていると言っても過言ではないでしょう。

これは神話における神様のあり方というところからも分かります。

自然を支配しようと考える西洋人の神様というのは、天地創造の話から出てきます。
つまり、西洋の神様は非常に優秀で万能なので世界を作り出すのです。

日本の神様の場合はどうでしょう。
そもそも世界はあったわけです。
そこに天から降りてきて、日本を作りました。
つまり、神様も与えられた世界に降り立ったのです。

そういう神様のあり方が、人間のあり方も決めているのでしょうね。

神様って凄い存在の様に思えていますが、日本の神様はどうだったのでしょうか。
もちろん偉大な神様も沢山いると思いますが、古事記を読んでいると、どうしようもないんじゃないかと突っ込みたくなる様な方も沢山います。

いくら多神教とはいえ、神様がそんなダメなやつで良いのかというくらいの多様性があるところも日本人の謙虚さを生んでいるのだと思います。神様でも過ちをおかすのだから、人だって何かしてしまうこともあるのですと。

古事記などは色々なところで出てくるのに、中身をキチンと知っている人はそんなに多くはないのでしょうか。
見えない世界のことを知っていく上で、基本となることすら教育では教えてくれないのです。
見えないからと軽んじることなく学んでみたいという方は、ぜひ一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。