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日本版文化大革命

多くの文化財を破壊し、人材を虐殺した文化大革命。
中国の歴史ではありますが、日本でも似たようなことは無かったのか。
さすがにあの規模ではありませんが、まさに神仏分離政策が該当すると言えます。

廃仏毀釈で貴重な文化財が失われたのもありますが、見えない世界において深刻なのは、多くの民間信仰も破壊し尽くしたことです。

神社神道以外は認めないという事態だったために、昔からの神社は神仏習合だったため、一緒に祀っていたものを捨てたり、正体不明の神様を祀っていたとしても、古事記に出てくる神様に変えてしまいました。

その結果、神仏習合的なローカルな信仰は片っ端から潰されていったのです。

時代が経ってしまい、当時の人も寿命を迎えてしまいますから、そこでのローカルな民間宗教は忘れ去られてしまったのです。
多少の資料が残っていたとしても、どのようにお祭りの中で使われていたのかが謎となってしまいました。

それこそ、国の政策に表向きは従って、難を免れたのはそれこそ、物部村のいざなぎ流くらいかもしれません。

科学主義で確かに豊かになった部分もありますが、壊してしまった部分もあります。
見える部分では良かったのかもしれませんが、見えない部分では大きなマイナスとなりました。
失われた部分を取り戻したいという思いでこういう活動をしております。
関心を持たれた方はぜひ一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。