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サウナーかつキャンパーの2人に、キャンプへ連れてってもらったはなし

僕は卓球を一生懸命やる小学校高学年くらいまでは、よく家族でキャンプに行っていた。車で横浜から北海道まで、神戸から高知の四万十川まで行ったりと、がっつりキャンプを家族で楽しむ幼少期を過ごした。

しかし、親の努力もむなしく、僕にはアウトドア感が少しも残らなかった。細くて色白と完全なインドア人間となり今に至る。

それが、卓球を一生懸命やった結果なのか、元々の性格なのかはわからない。

そんなインドア人間の僕が、恐らく6.7年振りくらいにキャンプへ行くことになった。正確には連れていってもらうことになった。

一緒に行くメンバーは、こちらの記事にも出てきた2人。


彼らも学生時代は卓球に打ち込み、今はサウナにハマる仲で、さらにソロキャンプもしているという。

つまり僕がインドア人間になったのに卓球は全く関係無く、元々インドア思考の人間だったのだろう。

前回2人と一緒にサウナへ行った際、ソロキャンプをしている話を聞き、その場で3人でキャンプに行く予定を決めた。

「今度キャンプ行こうねー、今度飲み行こうねー」というたぐいの「今度は」基本的には訪ずれない。なので、その場で日程まで決めた。

サウナに関しては、2人よりも先輩かもしれないが、キャンプは、昔やったことあるだけの素人。実家に古いキャンプ道具があるかと思い探したが、寝袋すらなかった。

僕が今回のキャンプに持参したのは、床に弾く銀マット、クーラーバッグ3個、軍手、小さいうちわ、これだけである。戦力外も甚だしい。

しかし、僕にはソロキャンパーという頼もしい2人が付いている。キャンプ場の選定、キャンプ道具の準備、レンタカーの予約、全て2人に手配してもらった。

「ありがたやーありがたやー」と思いながら、「せめて格好だけでもキャンプ場に馴染まなければ」と思い、キャンプぽい服を探すのだが、これが全くない!

結局、黒のスキニー、白のロンT、グレーのパーカー、前職の同僚たちとのゴルフコンペの景品でもらった、キッズサイズのグレーのキャップを装備した。

「俺はコンビニでも行くのかよ」と恥ずかしさを抱えながら、集合の駅までバスで向かう。


レンタカーにはスマホの充電器が付いていないとのことなので、充電器を購入し、2人分のドリンクをコンビニで買ってから合流した。装備無しでキャンプに参加するインドア人間はこれくらいしか出来ない。

「お疲れさん!」と合流すると、そこには完全なキャンパーが2人立っていた。

キャンプぽいハットを被り、ベストを着たH君。アメリカの囚人が作ったというデニムを履き、なにか金属製のチェーンを持っているF君。

「そのチェーンなに?」と聞くと、携帯灰皿とのこと。「携帯灰皿までキャンプ仕様じゃねぇか!」と感心した。

レンタカーの軽自動車には、たくさんのキャンプ道具。助手席には2人、僕は後部座席にキャンプ道具と同化するように座った。

その日は晴天で、気温も20度くらいまで上がる絶好のキャンプ日和。ワクワクしながら目的地の、ヒロシも良く利用するらしい滝沢園キャンプ場へ向かう。


せめて車内では活躍しないとと、トークテーマと大好きなクイズ、今週のハライチのターンを用意していたが、キャンパーの2人は車中の会話もお手のもので、全く必要なかった。

ふとH君が、「今になって宇多田ヒカルってめちゃくちゃ良くないですか?」となり、激しく同意しテンションが上がる。

ちなみに僕の宇多田ヒカルベスト3は、

1位 traveling 2位 Distance 3位 Beautiful World である。


キャンプ場に着く前に、スーパーに寄り、食材、お酒の購入。あれも食べたい、これも食べたいとなり、結構な量を購入した。

「食材、お酒多めに買いがち」これは典型的はバーベキューあるあるだ。


そしてキャンプ場に到着しキャンプ開始。川沿いエリアを選択し、キャンプ道具を運ぶ。

キャンプエリアへ行くには、急な階段で川沿いまで降り、木で出来た一本橋を渡らなければならない。さらに川沿いは大小の石がたくさんあり、足元を見ながら歩かないと、こけてしまいそうだ。

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ここで頭の中に鮮明に映像が浮かぶ。

夜、泥酔しトイレに向かおうとしたら、橋から豪快に落ち、ビショビショになる自分。

石の上でこけ、頭を強打し額から流血する自分。

そうならないよう、強い決心を持ちキャンプの準備を進めることにした。


まずはビールで乾杯した後、テントの設営、焚火の準備。

F君の指示に従いながら、ペグを打ち、ポールを立て、テントの設営完了。まあ悪くない動きだったのではないかと自己評価している。

ある程度準備出来ると、僕がもう出来ることはない。

「照井さんもう座って、ビール飲んでていいすよ」とH君。

「いや、もう少し働かせてよ」と一瞬思うも、素人に無駄に動かれると時間の無駄になるだろう、と勝手に自己解決し「では、いただきます」とビールをグビグビ飲ませてもらった。

その間に2人は薪を細かく割っている。持参した斧とナイフで薪を割る2人はとてもカッコいい。

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「俺も薪割り手伝った方がいいのかな」と改めて思ったが「きっと迷惑になるだろう。僕の仕事はビールを飲んで場を盛り上げることだ」とまたも勝手に自己解決し、ビールをグビグビ飲んだ。

薪割りをしている2人は、キャンプ話に花が咲く。

「僕、フェザースティックまだ上手くできないんですよ」

「やっぱブッシュクラフト憧れますよね」

「これは針葉樹だから〇〇、こっちは紅葉樹だから〇〇だね」

「ランタンのオイルなに使ってるの?」「普通に安い〇〇すよ

火吹き棒逆じゃないすか?」

知らない単語が気になって、全く会話が入ってこない。

思わず「待て待て待て!2人だけで会話すな!」と千鳥ノブみたいに突っ込んでしまった。

というのはフィクションで、「知らない単語ばかりで、サウナ始めた時期を思い出したわ!もっと知らない単語教えて!」と興奮してしまった。

サウナはじめたて君時代に、アウフグースオロポあまみ、という全く想像できない言葉を教えてもらったのを思い出した。


薪の準備が出来た後に、各々の焚火台に火を起こしていく。

「これでやってみて」と渡されたのは、フェザースティックされた薪と、着火剤の役目を果たす麻紐と、火付け石?火付けナイフ?だった。

よく見る着火剤やチャッカマンを使わずに火を起こすのが、今のキャンプの常識らしい。

僕はマッチで火を起こすのさえあまり自信がないのだが、初めて触った火付けナイフで一生懸命火花を起こした。

すると、思っていたより簡単に火を起こすことが出来た。そのあと、2人が火を起こすのに苦労していたのを見て、少し優越感に浸る。

「こういう成功体験の積み重ねが人の性格に大きく影響するんだろうなー」と、「もし子供とキャンプをすることになったら、火起こしを体験させたいな」と、客観視しながら2人が火をつけるのを見ていた。

3人の焚火が完成したら、各々で好きな調理をするだけである。1人1個ずつの焚火は贅沢で最高だ。

外で食べる、直火で作る料理は美味いに決まっている!というのが当たり前なのだが、へそ曲がりな僕は「いや、普通に下味もう少し付けてから焼いた方が絶対美味かったな」とか「火力が強過ぎて、もう少し弱火でじっくり焼いた方が美味かったな」と口には出さないが、全ての料理に自己評価しなから調理をしていた。

各々も良い感じに酔ってきたところで、僕がやりたかったトークテーマで話をしてもらった。

本当は、ボクらの時代みたいに、3人で話しているのを照井雄太卓球チャンネルに載せたかったのだが、「流石に恥ずかしい」ということで、動画に撮ることは出来なかった。

話した内容は、今までの卓球人生で一番嬉しかった試合。一番悲しかった試合。である。

しかし、僕の想像を超える、簡単に書くとめちゃくちゃ感動して、感心する話をF君がしてくれたのだ。

「まさか卓球界にこんな考えの奴がいるなんて夢にも思わなかったわ!」と思うほど、めちゃくちゃ良い話をしてくれたので、いつか単独で動画に撮らせてもらいたいと思う。

その後も同じペースで酒を飲み、料理を食べる。体感温度はどんどん下がるのだが、焚き火というのはとても温かい。

「こりゃ火を見つけたら原人も人間に進化するわ」と変な納得をしながら、焚き火のありがたみを感じる。

結局13時過ぎからビールを飲み、24時の就寝まで、飲んで食べてを繰り返し、お腹パンパンの大満足状態で寝ることになった。

水もたくさん飲んだ為、泥酔することはなく、どこも怪我をすることも、迷惑をかけることもなく、テントに入ることが出来た。

「明日は早いけど6時に起きて、コーヒー飲んでホットサンド食べて、少しゆっくりしたら後片付けして帰ろうか」と話して眠りにつくも、これが全く眠れない。アルコールも入り、疲労感もある為、爆睡してもおかしくないのだが、寒さと地面の硬さで熟睡が出来ない。

結局、30分起きに寝ては目覚めるを繰り返し、翌朝6時にテントを出た。とても眠かったが晴れていて、とても気持ち良い朝を迎えた。

お腹パンパンの状態で、ホットサンドを無理矢理食べ、コーヒーを飲み、しばし休憩。

ここで、H君が昨夜話し忘れていた重要な話を聞く。この話も今まで聞いたことのないような話で、めちゃくちゃ面白い。もっと掘り下げたかったのだが、チェックアウトの時間があるので、後片付けをすることにした。

後片付けとなると、どれをどこに片づければいいのがわからない為、まずは洗い物をすることにした。

洗剤を忘れた為、水洗いのみをしたのだが、油で汚れが全然落ちない。朝の水は大変冷たく、「うぅ、冷てぇなぁ」と思いながらも、炊事場に置いてあったタワシとスポンジでゴシゴシ洗う。

結局「いくらゴシゴシしても洗剤がないと無理だな。洗剤すげえな」と思い、出来る範囲で綺麗にして戻った。

その後は、2人のサポートをしながら、キャンプ道具をテンポ良く片付けていく。こちらも手を出し過ぎず、手を出さな過ぎずと、まずまずの働きではなかったのか。と自己評価をしている。

片付けながら、「これで照井さんもキャンプ沼にはまりそうですね!まずはキャンプ道具で何が欲しいですか?」と聞かれ「いやいや、まだソロキャンプするまではいかないよ!また一緒にキャンプしてよ、わはははは」と幸せな時間は続く。


片付けが終わったのは、チェックアウトの10時直前。「完璧なスケジュールだ!」と自画自賛しながら、次の目的地スーパー銭湯、湯花楽秦野に向かう。

スーパー銭湯のクオリティではない、サウナ、水風呂、外気浴を堪能した後、ランチではま寿司を食べて帰路に着く。

完璧なキャンプを楽しませてくれた2人には感謝しかない。


帰宅し、仮眠した後、余って持ち帰ったアスパラガスとしいたけをフライパンで調理する。

「これがキャンプだったらどうやって調理するのがベストかな?」と考えながら調理した後、アスパラガスとしいたけを食べつつ、YouTubeで「キャンプ飯」と検索してYouTubeを見始める。

YouTubeを見ながら、2人に上手く焼けたアスパラガスとしいたけの画像と「まずは自分のクッカーを買いたいわ」とLINEを送る。

返事が来ないまま、「やっぱイスも欲しいな」「ヘリノックスって高いね」「次行く時は、俺が調理長になるわ」「とりあえずメスティン買おうかな」とメンヘラ女子が彼氏にLINEを送り続けるかのごとく、2人にLINEを送り続けていた。

そして「次、いつキャンプに行く?」と送った時にハッと気付く。

「キャンプ行ったその日にキャンプ沼にハマってるじゃねえか」

キャンプというのは恐ろしい。皆さんは簡単に手を出さないことをおススメします。














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