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スピッツとミスチルどっちが好き?

最近スピッツを聞いている。

ハライチ岩井は熱狂的なスピッツファンなので、その影響だ。

Spotifyで、This is スピッツをずっと聞いている。


一番聞いているのは、愛のことばだ。

僕は、この曲を知らなかった。「これ、いいな。新しめの曲なのかな?」と思ったら、1995年9月20日にリリースされたアルバム、ハチミツ収録曲とのこと。

「1995年なんて、スピッツがロビンソンと涙がキラリ☆で、一躍有名になった時期じゃねえか」と、色あせないスピッツの凄さに驚いた。


突然だが、スピッツで好きな曲トップ3は、1位スパイダー


2位愛のことば

3位春の歌 である。


スピッツファンではないので、全てシングル曲になる。

1位のスパイダーは、1994年10月26日発売のスピッツ10枚目のシングル。しかし、当時は全く知らなくて、この曲を知ったのは大学4年生だっただろうか。検索していて、たまたま引っかかったのだ。

イントロのギターから最高に気持ちが良い。そのままサビまで、全く気になる所が無く、気持ちの良いまま、サビを迎える。

「だから もっと遠くまで君を 奪って逃げる」

サビは最高に気持ちが良い。

社会人3年目だったか。同期3人で北海道旅行に行き、レンタカーでどこまでもまっすぐな道を窓全開でドライブしながら聞く、スパイダーはたまらなく気持ちが良かった。

ドライブしながら聞く、歌うスパイダーは最高なのだ。是非体験してみて欲しい。


2位の愛のことばは、イントロからなんか良い。サビに向かって徐々にテンションが上がっていく感じが良いのだ。

僕は、1986年生まれ、1990年代から音楽を聴き始めたので、昔のイントロからサビに徐々に向かっていく感じが好きなのかもしれない。

この曲も全ての部分が良いので、耳を休憩するところがない。最初から最後まで、耳が緊張しつつ、心地よいという曲だ。緊張しつつ心地よい。矛盾しているのだが、とにかく良いのだ。

最後の「溶け合いながら」で本当に溶けてしまいそうになるほど心地が良い。


3位の春の歌は、アクエリアスのCMで知った。スピッツとスポーツなんて、めちゃくちゃ合わないと思うのだが、アクエリアスのCMでの、北島康介、中田英寿と、春の歌は抜群にカッコよかった。

ちなみに、YouTubeで、「アクエリアス 春の歌」と検索すると、当時のCMが出てこない。結局、少し検索内容を変えて、見つけられたのだが、「これは、コカ・コーラが徹底的に、YouTube上を規制しているのかな」と思った。


そして、今回のテーマの スピッツとミスチルどっちが好き?

どちらのファンでもないので、どちらでもない。しかし、「両方のライブのチケット当たったから行かない?」と言われたら、スピッツのライブを選ぶと思う。

単純に今聞いているからと、「草野マサムネの声を生で聞いてみたい。癒されたい」という気持ちがあるからだと思う。

しかし、これが昔だと、「ミスチルが良い」と選ぶと思うのだ。


2000年代、高校生になった僕は、MDウォークマンを買ってもらい、通学中は、常に音楽を聴いていた。当時スピッツの曲は1曲も聞かなかったが、ミスチルのアルバム、IT'S A WONDERFUL WORLD、シフクノオトは、めちゃくちゃ聞いた。

何より、2001年発売のベストアルバム。通称、肉と骨。このアルバムは、当時ほとんどの人が聞いて、ミスチルの良さを再認識したと思っている。この時期は、猛烈なベストアルバムブームだった。

なので、この時に選ぶとしたら、ミスチルである。

さらに時は遡って、1997年当時10歳。明確にミスチルを選んだエピソードがある。


昔からてるい家は、車移動が基本で、常にカセットテープで音楽を聴いていた。恐らく一番古いカセットテープは、長渕剛のライブカセット。純恋歌と順子は、今でも強烈に覚えている。


1997年、その田卓研の練習が21時半に終わり、母親が車で迎えに来てくれた。そこから1時間かけて自宅に帰る。

もちろん、車内では、当時のヒット曲をレンタルCD屋で借りて、カセットにダビングした音楽が流れている。

カセットA面の始めは、スピッツのスカーレット。


次にミスチルのEverything (It's you)


今思うと、最高のカセットテープA面である。

スピッツとミスチルを聞きながら、母親に質問をされた記憶がある。「ミスチルとスピッツどっちが好き?」ミスチルから聞くのがミソである。ミスチルとスピッツ、シングルの売上枚数であれば、ミスチルの圧倒的勝利だ。

だから母親もミスチルから先に聞いたのだろう。


当時の僕の答えは「ミスチルかなー」であった。小学生の僕には、草野マサムネの声は優しすぎて物足りなかったのだ。

当時スピッツは、ロビンソン、涙がキラリ☆、空も飛べるはず、チェリー、渚、スカーレット。

同時期のミスチルは、シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜、名もなき詩、花 -Memento-Mori-、マシンガンをぶっ放せ -Mr.Children Bootleg-、Everything (It's you)。

シーソーゲーム、名もなき誌、花、なんてミスチルが最高に盛り上がっていた時期の代表曲である。

その盛り上がりに加え、草野マサムネの優しさが分からない、ミスチルの方が色々刺激的だったので、当時の僕は、「ミスチルかなー」と答えたのだった。


しかし、その後に、なぜか更に理由を追加しているのを鮮明に覚えている。

「だって、B面もミスチルの方がいいじゃん。スピッツはうめぼし食べたいとかって歌ってるんだよ。」

この追加理由を解説すると、恐らく、ミスチルの方が売れているのに、ミスチルの方が単純い好きというのが、恥ずかしがったのだと思う。

10歳ながら、「流行をそのまま受け入れたくない」という、へそ曲がりな部分が当時からあったのだ。その為、無理矢理、B面の話を付け加えているのだと思う。


当時、てるい家のカセットテープは、シングルのカップリング曲もダビングしていた。

1997年春ごろのカセットテープには、スカーレットのカップリングは、うめぼし。Everything (It's you)のカップリングは、デルモ。

うめぼしという曲は、「うめぼしたべたぁーああーああーい」から始めるとてもスローな曲だ。

対するデルモは、イントロから、なかなかお洒落な感じで始まる。デルモはモデルの意味で、歌詞は、モデルの苦悩を歌っている。もちろん当時の僕は全く分からなかった。


「だって、B面もミスチルの方がいいじゃん。スピッツはうめぼし食べたいとかって歌ってるんだよ。」

というコメントは、うめぼしとデルモを比較してである。

10歳ながら、コスパを意識していたのだろう。「うめぼしより、デルモの方が、気合が入っている感じがする。」「デルモの方が、A面に近い感じがする。」「だから、ミスチルの方が、良い!」という理屈を無理矢理付けたのだと思う。

本当は、単純にミスチルの方が好きだったはずなのに、へそ曲がりで、無理矢理理由を付け加えたのだ。


うめぼし、デルモ。23年振りにYouTubeで検索して聞いてみた。どちらもとても良い曲であるなんか、昔を思い出して、感激してしまった。

これを読んだ、モノ好きな方で、スピッツ、ミスチルで好きな曲があったら、是非教えて欲しい。

それでは。


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