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東京芝1400m ロードカナロアについて

今回でこのシリーズは3つ目の投稿になります。
春天の枠順も決まりましたが、平場にも注目。土日に役立つ情報をご紹介します。

前々回に取り上げている福島芝1200mの記事では24日福島11R福島中央テレビ杯にて該当馬となるジューンベロシティが10番人気で3着に好走。
記事はコチラ

前回取り上げた福島ダート1700mの記事では23日福島10R尾瀬特別にて該当馬となるダイシンピスケスが8番人気で3着に好走しました。
記事はコチラ

積み上げればもっと高い馬券にもつながってきますので是非ご覧ください。

さて、今回は東京競馬場芝1400mについてです。
初のメインどころの解説になります。
東京競馬場と言えばダービー、オークス、ジャパンカップなど多くのG1や重賞も開催されていますがこの東京芝1400mは非根幹距離ということもあり、少し特殊で開催される重賞も京王杯の2つのみとなっております。

まずは全体データから見ていきます。

東京芝1400m全出走馬のデータ

1番人気の信頼度の高さや全体の単勝回収率の低く割と人気通りになるように感じますが、そんな中でも高い期待値をあげられるのがロードカナロア産駒です。
福島芝1200mでも登場しましたがここでも活躍できるのがロードカナロア産駒になります。

まずは同コースのリーディング種牡馬を見ていきましょう。

東京芝1400mリーディング種牡馬

このようにカナロア産駒は圧倒的な強さを誇っています。
当然、カナロア産駒自体が今の人気になりやすい要素にはなりますが、それでもカナロア産駒の単勝だけでもこの3年間はプラスの収支となります。複勝回収率も92%と決して低くはありません。
もっと細かなカナロア産駒のデータを見てみましょう。

カナロア産駒全出走馬データ

全てにおいて優秀ですね。特に特別戦においての単複ともに回収率はとても優秀です。
そして全体的に見て牝馬の成績が良いです。ロードカナロア産駒+牝馬という条件とすればそれだけで勝率17%もあり、なおかつ単勝回収率は160円と多少上がる結果になっています。

次はこのコース自体の有利な脚質を調べてみます。一度全体の成績に戻り、前走の脚質ごとのデータを見てみます。

前走脚質ごとのデータ

このように前にいればいるほど有利なコースと言えます。
回収率に差異はそれほどありませんが、逃げ先行を前という扱いにしたときと中団後方を後ろと扱った際にはやはり前の方が有利となるようです。これをカナロア産駒に当てはめてみます。

カナロア産駒の脚質ごとのデータ

データ的には先行馬が一番優位と言えると思います。ただ思ったほど逃げ馬の回収率はもっとあってもいいんじゃないかと思ったので牝馬と牡馬の差を見てみたいと思います。

カナロア産駒の脚質ごとのデータ(牝馬)
カナロア産駒の脚質ごとのデータ(牡馬、セン馬)

このような形となり、前走逃げを経験しているカナロア産駒の取捨選択は性別の差があるように感じます。現状は前走逃げを経験したカナロア産駒がいる場合は牡馬なら軽視、牝馬なら買いになります。
先行馬においてはどちらも単複共にプラスになっておりますので迷わずに買いとなります。

では、具体的にどの程度の位置づけが良いか前走初角のポジション別に見ていきます。

カナロア産駒のポジション別データ

うーん、もはや前走10番手以内であれば回収率は逃げ以外プラスという…。
ココも牡馬と牝馬で分けてみましょう。

カナロア産駒のポジション別データ(牝馬)
カナロア産駒のポジション別データ(牡馬、セン馬)

牝馬であれば前走初角1~7番手、牡馬なら2~10番手といったところになりますかね。現状の回収率で300%を超えるところもあります。
牝馬であれば持続力があり、牡馬であれば切れる足が使えるということでしょうか?
とはいってもこれだけプラスになるところが多いのでマイナスになるカナロア産駒でも買えないポイントを見てみたいと思います。

東京芝1400mと言えば鉄板と言われたものがあります。それが1枠です。
1枠の馬だけ買っていればプラスになるという魔法の枠がかつてあったのですが正直にそれはもう古くなっています。
それを下記のデータにて紹介します。

東京芝1400m1枠データ(2018年~2020年末)
東京芝1400m1枠データ(2020年~)

実は近年で1枠の有利説は消えてきています。
ファクターについて述べた記事にも書いているのですが競馬のファクターとは時と共に変わっていきます。
記事はコチラ

勿論2020年からのデータでも1番人気はプラスを保てていますが全体的に見て下がっているのは明らかです。
これもカナロア産駒のデータに当てはめてみたいと思います。

カナロア産駒の枠順事のデータ

1,2枠はデータを見る限り良いとは言えません。出走頭数が少ないという部分は当然ありますが、勝率、連対率はとても低いです。複勝率こそまだ良い物の他の枠と比べれば良い物ではありませんね。
その他の枠は複勝回収率にムラはあるものの単勝回収率では全てプラスとなっており、複勝率が一番悪い8枠でも31.4%と優秀である。
このことからたとえカナロア産駒だろうとも1.2枠に入った場合は危険視が出来るということになります。

ここまで各種東京芝1400mのカナロア産駒のデータをまとめてみましたが、現状はかなり買い要素が高い種牡馬となります。ただ買える中でも消せるポイントもあることが今回お分かり頂けたと思います。

カナロア産駒が出走している場合、買いのポイントの方が多いパターンがあると思います。しかし、危険なパターンでを避けることによってより収支もプラスに持っていけると思いますので今後のデータを活かして頂ければ幸いです。

ココまでご覧いただきありがとうございました。

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