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福島競馬芝1200mのロードカナロア産駒について

福島競馬が開催しました。
普段から平場などで馬券を買う方からしたらやはり癖が強いと思う方がとても多いと思います。
1日目の1Rから3連単35万馬券が出るなど波乱が多い同競馬場、今回はこの福島競馬場の芝1200mについての記事です。

福島の芝レースの中では芝1200mは番組に多く盛り込まれています。さらに短距離ならではの美味しい馬券も発生することが非常に多いです。
実際に福島の芝1200mのデータを見ていきましょう。

福島芝1200mの各種データ

画像の通り、同コースは1番人気の信頼度が低くなっており、やはり荒れやすいという部分を如実に表していると思います。
全コースの平均勝率は約33%となっており、複勝率では64%。対して同コースは勝率約23%、複勝率も58%と全体平均を下回る結果になります。

そうした中、筆者が注目していきたいのは〝ロードカナロア〟である。
ロードカナロアと言えばもちろん日本屈指のスプリンターであり、父としても初年度からアーモンドアイを出すなど高い成績を出している。
2017年から同産駒がデビューし、やはり短距離路線で注目されました。実際に全場の芝1200mの成績はとても優秀。ベタ買いしても単勝回収率は96%と高くなっている。

全場の芝1200mのロードカナロアのデータ

では、今度は福島芝1200mの各産駒の着度数を見てみましょう。
ロードカナロア産駒は勝ち馬12勝と2位につけるディープ、キンシャサノキセキに2倍の差をつけており、ポテンシャルの高さを伺える。

福島芝1200mのリーディング種牡馬

しかし、単勝回収率、複勝回収率共に100%を切っていることからベタ買いでは勝てないことがわかります。そうした中でロードカナロア産駒に一つの条件を加えることでプラスに導ける。

まず1着になった12頭のロードカナロア産駒のデータを見てみましょう。

福島芝1200mの1着となったロードカナロア産駒

筆者はココで注目をしたのは〝母父〟だ。
近代競馬ではやはりサンデー系の牝馬も重宝される中、この12頭の中でサンデー系の母父が4頭しかいない点が気になった。
ロードカナロア×サンデー系という条件に絞ると112頭中63頭と半数を占める中、勝利馬12頭中4頭となると割合が低いように感じる。

実際にロードカナロア産駒の母父をタイプ別に並べると以下のようになる。

福島芝1200mのロードカナロア産駒母父タイプ別

筆者はサンデー系をさらに細かく分けているのだが、上記画像内の黄色で示されているのは全体的なサンデー系としている。
細かく分類されていないサンデーサイレンス系が母父の場合は単勝回収率163%と優秀だが、それ以外のサンデー系は全て死に目と言ってもいいだろう。

ココからは手動での計算になってしまいますが、ロードカナロア×サンデー系とロードカナロア×非サンデー系を比較すると以下の通りになる。

ロードカナロア×サンデー系
着度数 4-3-4-53
勝率 6.3%
複勝率 15.8%
単勝回収率 51%

ロードカナロア×非サンデー系
着度数 8-5-7-29
勝率 16.3%
複勝率 40.8%
単勝回収率 126.7%

このように圧倒的にロードカナロア×非サンデー系の方が優勢な形となった。
単勝で買うことはもちろん、三連複の軸として買うこともできるだろう。
人気となったロードカナロア産駒の母父がサンデー系であった場合、それを危険視することもできる。

最初にも述べたが福島の芝のレースでは1200m組まれることも多い。大きな馬券を取れるチャンスにもなるので該当馬を見つけられた際には積極的に勝負に出てみよう。

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