見出し画像

1年

2022年6月4日(土)、夕方、吉祥寺に所用があり、その前に井の頭公園で紫陽花でも撮るかと思い、カメラを持って出かけた。
ちょうど1年前の2021年6月4日は金曜日で、仕事から帰宅して風呂上りに脳梗塞が発症したのであった。1年経過するのは早いもんだ…。

井の頭公園は相変わらずカップルだらけなのであった…。

ランチは前から気になっていた市内のイタリアンに家人と出かけ、美味しいパスタを食べてきた。感無量である。

そして6月5日(日)、昨年の6月5日は土曜日で、この日から入院することになったのだった。

あの日もこんな天気だったか…。毎年紫陽花と梅雨の時期には思い出すのだろう。

親子連れも多い…。

備忘録の意味も含め、現状を記録しておくことにする。

嚥下:意識すればほぼ問題なく何でも食べることができる。ただし、たまに液体を誤嚥して激しく咽ることがあり、注意する必要がある。カボチャや芋など、水分を吸収するような食べ物は喉に引っかかり、水やお茶で流し込む必要がある。当初難しいとされていた、麺類や果物は全く問題なく食べている。ただし、大好きな文旦を食べることはできない。

右半身麻痺:温度感覚はおかしい。入浴時、浴槽に浸かれば右半身は温く感じる。通常は、右半身に灼熱感を常に感じている。ひどい時は焼けるような感覚もあるが、薬である程度緩和している。ただしこの薬が眠くなるので、午後の会議がつまらなかったりすると、猛烈に眠くなる。真冬の朝に冷たい下着を着る時、左半身は冷たくて辛いのだが、右半身は熱く感じるのである。一方気温が上がってくると、右半身のみ発汗があり、これからの季節は辛い。痛みも相変わらず鈍く、注射針の痛みも左側の半分くらいしか感じない。また、力が入らず踏ん張れない感じがあるので、少し右側に体のバランスが崩れ気味になることがある。右足甲にも痛みがあり、これは発症後から変わらない。

ボートも盛況だ…。

家人の友人のご主人が脳梗塞になって10年くらい経過しているそうなのだが、今は発症後に比べて後遺症がかなり減っているという。時間をかけて少しずつ良くなっていくこともあるのだろう。それを信じて生きていくしかない。

撮影時には気付かなかったが、紫陽花に細いトンボが止まっている…。

もう1年経過してしまったが、まだ1年でもある。生来がせっかちな性格であるが、病気のせいで退院後は少しゆっくりモードで生きているつもりである。とにかく周りに翻弄されずに生きていきたいものだ…。

カメラ:EOS R, レンズ:Voigtländer NOKTON40mm F1.2 Aspherical

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?