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文旦が食べられない話…。

例年この時期になると、家人の母の四国の実家から、文旦が送られてくる。自分が文旦という果物を知ったのは結婚してからで、それまで食べたことはなかった。家人の母からお裾分けをいただき、食べたのが初めてであった。分厚い皮をむくと出てくるしっかりとした果肉の食感と必要以上に甘くない爽やかな味が素晴らしく、大好きな果物の一つとなった。

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そして今年もお裾分けが来た。ところが家人は「今年から文旦食べられないね…」と言う。何かの嫌がらせかと思ったが、自分が服用している薬とグレープフルーツの飲み合わせがNGだという。降圧剤を飲んでいるとグレープフルーツはNGという話をよく聞くが、自分が脳梗塞になって以来服用している抗血小板剤クロピドグレルもグレープフルーツや文旦を摂取すると、薬効が増大するので禁忌だというのだ。冗談を言っちゃいかんヨ、という気持ちで調べてみると、明らかに文旦はNGリストに入っていた。

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このままだと抗血小板薬は一生飲み続けなければならなそうなので、即ちもう一生文旦は食べられないということが明確になったのであった。やっぱり人生が変わってしまったのだ…。

こんな悲劇的なことがあるだろうか…、と落胆したが、これから年を取って行って、病気になったりして、食べられないものが増えてくることも想定され、その食べられなくなるものが大好物である可能性もある訳で…。

改めて思う…、やはり健康第一なのだ…。

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