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デジタル技術は人を幸せにする。働き方を変え、そして、地方を変える。

 3月11日(水)いわてデジタルエンジニア育成センター(岩手県北上市)にて、製造業向けのVR/AR/MRセミナーを開催しました。講師には長野県から株式会社プロノハーツの藤森様を招いて、各技術の概要と実機体験、企業での活用事例を交えながらの製造業での活用用途について教えて頂きました。

 VR(ブイアール)とは、Virtual Reality(バーチャル・リアリティー)の略称で、日本では「仮想現実」と訳されていますが、ここに日本での誤解があるということでした。日本では、3DCADやCGなどのコンピュータでつくったバーチャル(仮想)データの中にゴーグルのようなものをかけて、仮想空間をリアルに体験するという意味で浸透しています。

 バーチャルは日本語で「仮想」という意味もありますが、「実際の」「事実上の」という意味もあります。日本では、リアルの対義語としてバーチャルを使っていることが多いため、仮想という意味で使われていますが、「実際の」という意味があり、リアリティは日本語で「現実」。 VR(バーチャル・リアリティー)は、「事実上の現実感」という意味が正しいのかもしれません。

 昨今、世界的に問題となっている新型コロナウィルス感染症の対応で色々なイベントやセミナーが中止となっています。スポーツ関係の大会も中止、アミューズメントパークもしばらくの間は休業など、経済にも大きな影響を与えています。

 できるだけ大勢の人が集まるイベントは延期・中止、人との接触を避けるようにと国からの指示、学校も3月は全国休校となっています。

 私の地元の岩手県北上市でも様々なイベントが中止となっています。桜で有名な展勝地の「さくらまつり」も今回中止となりました。

 外出できない、人と会えない、などの状況の中で、今後注目の技術がVRやAR、MRです。昨今VR技術を活用してのライブ体験やバーチャル会議などが行われていますが、もっと進んできても良いのではないかと思います。

 家にいながら、VR=事実上の現実感を感じながら色々なことができる世の中です。技術の発展により私たちの生活は豊かになってきています。デジタル技術は「人を幸せにするためにある!」のです。

 そして、デジタル技術は働き方を変えています。東京などでは、満員電車などでの通勤を避けるために、オフィスに行かずに在宅勤務、テレワークが進んできていますね。(残念ながら地方の岩手県は、あまり浸透していない気がします。。。)

 テレワークには、賛否両論あるみたいですが、最終的な成果、アウトプットが変わらなければ、「どこの場所で仕事をしようと関係ない」というのが自分の考えでもあります。

 「どこの場所で仕事をしょうと関係ない」という所に、今後の地方の可能性があると思っています。オフィスに行かずに自宅で仕事をすることが可能なのであれば、それは東京周辺の自宅ではなく、地方でも良いということになります。インターネットの回線さえ繋がっていれば、遠く離れた人たちと仕事ができるのです。

 会議も今はオンラインでZoomやSkypeなどを使って行うのが増えてきていますし、私も何回か行いましたが、何も不便なく行えています。

 人と会うということも大事なコミュニケーションですし、その楽しさというのは、もちろんあります。ただ、必ずしも毎日オフィスに行き顔を合わせながら仕事をしなければいけないかというと全ての業務がそうではないということです。

 そして、繰り返しになりますが、地方にいても仕事はできるということです。今回の新型コロナウィルス感染拡大の抑制活動から見えてきた働き方の見直し、そして、それによる地方へのチャンスが広がってくることでしょう。そのための準備を今から着々と進めていきます。地方が変わる、注目される時代が直ぐ、そこまで来てますね。

 めざすは、岩手県をテクノロジーの先進県へ!

noteを最後まで読んで頂き有難うございます。 東北の岩手県北上市で3DCAD/CAM/CAE、3Dプリンタ、3Dスキャナ、リバースエンジニアリング等、ものづくりエンジニアの育成、企業のサポートをしています。地方創生・地域活性化に取り組んでいます。よろしくお願い致します。