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CAM切削加工について学んだ3日間

今週水曜日~金曜日の3日間は、切削加工について学んだ1週間でした。

水曜日は、JBM主催のMastercamp。3DCAD/CAM「Mastercam」の最新バージョン2020の新機能についてとJBMが提供しているオプション機能についての紹介でした。

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CAMは、より使いやすく、データ作成を自動化するための機能が追加されてきていますね。チェインの強化であったり、選択機能の強化、穴テーブルが作成できるようになったりなど。

Mastercam2020の詳しい情報については、こちら
http://www.mastercamx.co.jp/WhatsNew2020/Content/OnlineOnly/Home.htm

JBMのMasercam専用オリジナルオプションソフトがあり、年間保守契約を結んでいると無料で使えるものも多くありました。

hybridpath  ハイブリッド加工テンプレート  iTools  Hybridsort  加工指示書  ストローク・フォント DrillAuto
ホルダーマネージャー 

工具メーカーの工具を切削条件も含め自動登録したり、加工指示書をExcel形式で自動生成したり、様々なツールパスをハイブリットで自動生成してくれるものなど、オプション機能を追加することで更なる自動化が進めることができそうでした。

とても勉強になった他に、参加ノベルティとして、素敵な爪切りを頂きました。ラッキー♬

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木曜日と金曜日は、切削加工入門セミナーを講師にローランド様、マクロス様を招いて、いわてデジタルエンジニア育成センターを会場に実施し、私も一緒に受講させて頂きました。

木曜日は16名の満員御礼、金曜日も12名と通常のセミナーと比べて参加者が多く、切削に興味のある人たちが集まりました。

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木曜日は、ローランドの3Dモデリングマシン「MDX-50」を活用した、ものづくり事例と実際の使い方として、ワークの固定から工具取付、切削データの作成などの一連の流れについて学びました。

金曜日は、切削データの作成をFusion360のCAM機能を使用して、より細かい設定をして加工時間を短くし、より品質のよい切削品をつくる方法について学びました。

MDX-50について
https://www.rolanddg.co.jp/products/3d/mdx-50-benchtop-cnc-mill

Fusion360について ※講師のマクロス様のHP
http://www.macros-cad.co.jp/products/fusion.html

3Dプリンタで3Dデータから、物をつくることも進んできていますが、全ての場合に3Dプリンタが当てはまるわけではなく、場合によって、削って作った方が材料代が安く、早く、キレイにできるので、切削も今後なくならない加工法だと思います。

3Dプリンタに比べて、工具を購入したり、加工の知識が必要になってくるのでハードルは高いですが、活用できるようになると、ものづくりの幅が広がると思うので、今後も勉強しながらニーズを把握し、岩手県内の技術高度化に役立つようなセミナーを開催していきたいと思います。

何かご要望ありましたら、お問合せください。


noteを最後まで読んで頂き有難うございます。 東北の岩手県北上市で3DCAD/CAM/CAE、3Dプリンタ、3Dスキャナ、リバースエンジニアリング等、ものづくりエンジニアの育成、企業のサポートをしています。地方創生・地域活性化に取り組んでいます。よろしくお願い致します。