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モールスシャツをご購入してくれたお客様から大変嬉しいお言葉をいただいた。

ご覧いただきありがとうございます。

本日は2021/4/7。

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私はモールスシャツという洋服を販売している。ありがとうとごめんねをモールス信号にて刺繍していて、誰もが素直に言えない思いをそっと忍ばせているシャツ。
素直に言えなくても、思っているということがそもそも素晴らしいことだと、
言えないことを否定するのではなく、
胸に秘めていることを肯定しているシャツ。

そんなシャツをご購入いただいたお客様から、とても嬉しい言葉がとどいた。
ご紹介の許可をいただいたので、ここに記させていただく。

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10代の頃、好きだった色の服を
お店の鏡に当てて見たとき
私の顔には映えない、ようなことを言われて
あーそうなのか、と納得しようとするけど
何かが萎んでいくような気持ちになった。

好きな色の服が似合わないとわかって
それ以降、お金で買うときは
自分に似合うものを意識するようになった。

数年前、好きだと思うモデルさんに出会った。
写真に映るその女性は
いつもとても素敵な服を着ていて
うわぁいいな、可愛い、格好いい
着てみたい、と思う気持ちは遠くにあった。
見ているだけでも充分いいなと思った。

私はモールスシャツを購入した。

このまえ、生理で心身が重たくて
締めつけるような服は着たくなくて
あ、そうだ、と体が動いて職場に着ていった。
駅に向かって歩きながら
ホームで電車を待ちながら
黙っていても
いつもは焦らないことで焦ってしまう気持ちが、
心地よく包み込まれているような
初めて感じる感覚だった。

そして今、思うのは
以前、仕事中に
筆談が必要な方と接しているときがあって。
そのあいだ、声が言葉にはならなかったけど
私はその人から発されているもの、
まなざし、顔の傾けかたで
すごく感謝してもらえてる、とわかった。

言葉がすぐに形にならなくてもどかしいとき
伝えたいと思うのはほんとに純粋な、
それだけしかないという気持ちで
でもだからまっすぐに伝わってくる
この服に加わっているような言葉だと思う。

このシャツを着ているとき
胸に秘めている気持ちを伝えられる機会は
この先に何度も訪れてくれるんだろうなと思う。

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ほんとに、ほんとに嬉しかった。誰かの人生にそっと関われた気がした。

私はこれからも洋服づくりを通して、こんな素敵な体験をしていきたい。
そして、答え続けたい。

by Atre’ju

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