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理屈を超えた愛の話だ

福井県蓮の花収穫💐

福井県の越前町で1週間ほど
お盆の期間に行われる蓮の花収穫を手伝った(きちんとお給料ももらえる💪)

早朝5時、まだ日も出ていない暗がりで手作りのおにぎりを頬張るところから僕の1日は始まった



この蓮収穫は、南条蓮生産組合の組合長井上さんを中心に近所の農家さん達が集まりおなわれる

 元地域お越し協力隊のしょーさんの紹介などで今年は若い人達が沢山集まり、収穫のお手伝いをした。



作業開始。自分の背丈ほどある蓮をかるのは本当に大変だった
膝丈ほどまで泥に埋まり前に進むのも一苦労である
1時間もしないうちに汗だくになり、歩くたびに左の膝の裏の筋がピキッとなった。

目の前に広がる蓮の田んぼを前にし、「綺麗だね」よりも「一狩り行こうぜ!」の気持ちの方が強くなって居るあたり、前世は狩人だったのかもしれない。そのくらい夢中になった。楽しかった。

井上さんや一緒に作業をして居る今村さんはたびたび一服させてくれたり、いろんな話をしてくれた。井上さん達の福井弁は訛りがきつくてたまに聞き取れないけれど、語尾が伸びたり波打つ話し方はとても好きだと思った。
自分は沢山働いてお弁当をくれたり人一倍働き、みんなには休んでと声をかける井上さんはかっこよかった



地域の人みんなで作業する。夏のイベントみたいなものなのかな。近所の人がお花を買いにきても無料であげたりしていて、もらった人はまた他の時に違う形で返して、お互い様だった。困った時はお互い様。

しょーさんとも話していたけれど、田舎は加点式であることが多いと感じた。〜が出来ない。ではなく、〜ができる。ないから、作る。ないことが当たり前の世界で自分の出来ることをする。出来ないことは誰かに頼る。




沢山素敵な人達と出会った
優しくて嬉しい気持ちになった
僕は何者でなくてもいい気がした
肩書きとかステータスとかそんなんじゃなくて
お金とかシステムとかビジネスとかから程遠くて
人と人とで出会っていた話していた
何が正解とかじゃなくて何もかも正解だと思えた
心が感じるままに言葉がついてこなくても
身体が赴くままに理屈を超えた愛の話だ

人と人が出会い互いに共通の試練を乗り越えるために切磋琢磨する体験はなんというか友情などではなく絆?のような強い繋がりを産むのだと思う。

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