【2022/第六座】残雪の入笠山で星の撮影にリベンジ【入笠山】

1月に行ったばかりですがまたしても入笠山に行ってきました。


登山道のルート



前回(URL)は厳冬期とは言えロープウェイもあるお手軽2000m峰なら余裕っしょwとか軽い気持ちで行った想像以上に寒く満足に滞在出来なかったので、暖かくなった4月頭にリベンジしてきました。
この時期ならもう日を跨げば東の空に天の川が見えてきますね。


沢入駐車場の登山口



仕事おわりに高速乗ってスタートはまたしても深夜2時ぐらい。
良く整備された登山道で迷うことなく入笠湿原まで登れます。

湿原あたりから日陰には雪溜まりが残りますが、つぼ足で問題無しでした。
それでも場所によっては50cmぐらいは残雪があり、前回1月頭に行った時からかなり降った様子が伺われます。

入笠湿原の水洗トイレ(暖かくて綺麗)前で少し休憩し、先に進みます。
徒歩で登る登山口の沢入駐車場からマナスル山荘までの道路も既に除雪されていました。

入笠湿原(下山時撮影)

マナスル山荘から山頂までは20分ぐらい、多少斜度が上がりますが、ハイキング気分で登れます。
前回に比べ登山道は大分雪で見えなくなっていましたが、さすが人気の山だけあってトレースがばっちりなので迷うことはありませんでした。
3時を目前に早く撮影を開始しないと日が昇ってきてしまう、、、と思い急いで山頂へと向かいました。

山頂まではずっと樹林帯なので無風で汗ばむぐらいの気温でしたが、山頂につくと比較的風が強い。
前回もそうだったので地形的にそこそこ風が強い場所なんでしょうね。


南にはちょこんと南アルプスの山々が、東には眼下に甲府方面の明かりが見え少し左に八ヶ岳の稜線が見えます。反対の西側には伊那の街明かりと中央アルプスが見える360度の展望の中、カメラを取り出して星の撮影を始めました。

4月頭だと天文薄明が始まる4時前ぐらいでようやく天の川アーチが昇ってくるといった感じですね。あまり暖かくなると空が霞んでしまうので、撮影にはこのぐらいの季節が良いのです。(観察には寒すぎる。。)
すぐ眼下には街明かりがある中ですが、さすが標高2000mだけあって肉眼でもモノクロの天の川が見えてきます。

山頂の標識も入れて南東方向を一枚。
右下にわずかに南アルプスの山頂が見えていますね。甲斐駒ヶ岳でしょうか。
時間が遅いので左下方向から金星も昇ってきていますね。

入笠山山頂と星空

三脚とカメラとレンズを背負って山に登るのは正直しんどいんですが平地よりも段違いに空が暗いのでこれだけきちんと天の川を写せるのです。
山に登っているときはとっても辛いんですが家に帰ってきて写真を現像してる時が楽しくてやめられないんですよね・・・笑

撮影を始めた時間が遅かったので数カットしか撮れずに明るくなってきてしまいました。
4時ごろには天文薄明が始まるのですが、肉眼ではほぼ真っ暗なままでも写真に撮ると青白くなってきます。
星は長時間露光して撮影する必要があるので寒さ・暗闇の恐怖との闘いの他に時間との闘いもあります。
なんでそこまでして星を撮ってるのか自分でもよくわかりません。。。

薄明の時間の天の川


5時前になるとすっかり明るくなりヘッドライト無しでも周囲が見渡せるようになってきます。
星はもう見えませんが、八ヶ岳と奥秩父山塊方向の空から徐々に赤く染まってきます。

夜明け前の風景


日の出。違う場所から。

ぴったり八ヶ岳と奥秩父の間から太陽が顔を出しました。
このあとそくささと下山し、温泉に入り帰宅しました。

【おまけ】
わに塚の桜と八ヶ岳
もう散り始めですが、見事な桜でした。

わに塚の桜と八ヶ岳


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