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〝やる気〟という言葉は、魔法にも、まやかしにもなるというお話。

エールの教室が活気づいています。

定期テストが終わって、
やる気が高まっている?・・ということもあるかもしれませんが、

その大きな理由は
修学旅行や野外学習があるから、かもしれません。

この2年間。コロナで
行事中止や延期・変更などを繰り返してきた小中学生にとって、
ようやく日常が戻ってきたように思います。


とはいえ、
3学期制の中学・高校では
6月末に期末テストが控えています。

昨日は、中3のチームにて、
中間テストの振り返り会が行われていました。

エールでは、
定期テストが終わると
個別面談を行います。

その面談内容を踏まえて、全員で振り返り会をします。
それぞれの「良かったこと」「もう一度やり直せるなら」を共有することが大切だからです。


個別面談も振り返り会も
指導するのは大学生の学習アドバイザーです。

昨日は、振り返り会の後に、
学習アドバイザーから総括の言葉が添えられました。



みんな〝勉強した!〟と思う時は、
学習時間やページ数で、そう思うかもしれないけど、
これからは〝どれだけ理解しているか〟に焦点を当てて欲しい。



中3(つまり受験生)のエール生は
真剣な表情で、うんうんと頷きながら聞いています。



大学生の学習アドバイザーはその重要性に気付いているけど、
僕らだって、中学生の時は〝理解度を意識する〟なんてことは思わなかった。
〝中学時代に教えてもらえたらよかったな〟と思うことを言っているから覚えておいてね。



学習アドバイザーの
熱意あり、愛ありな言葉は
きっとみんなに届いていることでしょう・・・。


「いい話を聞いた」
「よし、がんばろう」と

みんな晴れやかな表情をしていました。
教室は清々しいムードに溢れています。



しかし、私はエール生に言いました。

ねえ。なんでメモ取ってないの?



いいこと聞いただけ、
やる気が起きただけ、では
何にも変わらないんだよ。



いいこと聞いて、
それを、人に伝えられるくらい理解した?

よし頑張ろう!と思って

何をするか決めた?


あなたたちは
まだ何も変わっていないよ。と。



・・・・・


やる気あります!
やる気出ました!

そんな言葉を聞くと
大きなエネルギーを感じます。

言葉に、希望と期待が含まれているからです。


しかし、〝やる気〟という言葉にごまかされないでほしいなと思います。


やる気あるだけでは
何も変化しないです。



私はエール生に言いました。


今、聞いた話をアクションに変えよう。

話を聞いて「いいな」と思った言葉を紙に書いて。
話のポイントは「勉強は、理解しているかを意識する」だったよね。
でもそれは「速く走るには、意外にも上腕筋が重要なんです」とみたいな話。
奥深い専門的な話を聞いて、人は「おお!そうかいいこと聞いた」と感動するけど、知識を得ただけで速く走れないでしょう。上腕筋を鍛えないと成果は出ないよね。

だから、みんながアクションに変えるには、
「理解するために何するか」
「理解度を確認するために何するか」を考えるんだよ。

コツは3つ。

ファーストアクション(第一歩を決める)
スモールアクション(小さなことでいい)
クイックアクション(今すぐやる)

さぁ、いますぐ、3分間で考えて。
パッと思いついたことでいい。
じっくり考えたら良い方法が見つかるというのも誤解。
やってダメならやり方を変えればいい。
やったこともないのに、良い方法なんて見つからないから。





さて、エール生は
どんなアクションを考え、実行したのでしょうか。

それは、私にもまだわかりません。
(報告を楽しみにしています)


教える側も
教えられる側も

「良い話」だけでは

人は変わらない。
変えられない。と思います。

どうしたら、行動に繋げられるのか。
どうしたら、それを自分から見つけられるのか・・・。



大切なエール生たち。
動いて、動いて、動いて、そして感じて。

あなたたちなら
辿り着けるから♡



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