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飲食店のSNS活用に関して

★40代以上の飲食店経営者向け★

飲食店のSNS活用の前に整理する重要なポイント

これまでは、飲食店の販促やマーケティング部のお仕事は、既存のグルメ媒体や、観光マップに掲載するという事でした。

お店から積極的に販促をしなくても媒体にお金を払えば顧客は来店してくれてました。

これはパソコン時代の話

これからは、個の時代、自分たちのお店をどのように発信するか、顧客に発信されるのか、ブランディング、本質的なマーケティングが重要になってきます。

今は1人1台スマートフォンを持っていていつでもどこでも検索できて発信できる時代になりました。

高齢者はまだ、、、と思うかもしれませんが

総務省の2020年の調査によると、60歳以上のスマホの利用率は81.0%です。 もっとも利用率が高いのは20代の95.0%。 次いで30代の94.5%と続きます。


  • 電話で友達にわざわざ聞かなくても

  • 雑誌を購入しなくても

  • パソコンの前に座らなくても

情報をいつでもとれる時代になりました。
20代~60代という飲食店の顧客はほぼ、スマートフォンを持っています。


顧客はなにを食べているのか


顧客は来店まえに情報を食べている

・なぜスターバックスで珈琲を購入するのか

・食べログ3.5以上のお店を選ぶ

・Googleマップで4.2以上のお店を選ぶ


古き良き時代、レコードのジャケ買いのように、お店にふらっと入り当たりはずれを楽しむ、そんな余韻がありました。

今はふらっと見つけたお店を、スマートフォンでそのお店の情報を検索して、誰とも知らないクチコミの集合知や、フーディーと言われる、インフルエンサーの声を参照し来店します。


お店にいると、気づかないのですが

お店に来るまで顧客の行動は大きく変わってきています。


SNSを発信する前に

なんとかなく、Instagramで集客していると聞く、今はGoogleマイビジネス頑張らないと、MEOでみたいな、飲食店さんは多いと思います。

顧客目線で考えたら、分かるのですが、ついつい当事者になると恋愛のように、お店のオーナーや大将は勢いに任せてはじめてしまうケースを散見します。


Instagramをはじめたら、MEOをはじめたら顧客がくる訳ではない。
ぐるなびにお金払って載せたら、食べログにお金払って載せたらこれまでは顧客は来たかもしれません。


これからはその思考では飲食店は失敗します。

顧客は情報を食べています。


情報に価値を載せないと、なにを発信しても意味をなしません

ゼロになにをかけてもゼロはゼロです

むしろ時間を使うのでマイナスです


お店の価値について考える

なにを見て、なにが刺さり来店しているのか、来店時に、どんな瞬間にスマートフォンで写真をとっているのか、それは発信されているのか否か

自店のGoogleマイビジネスのクチコミで顧客は評価している点、足りてない点はどこなのか

いつまでに、10%OFF、20%OFFと原価があがる中で

身を切るような価値提供をするのか


他店に無い価値

こんな顧客に、こんなお店だと感じて欲しい

それをまずは、整理して言語化する。

商品開発なのか、圧倒的な清潔な店内なのか、メニューやロゴを変えたり、ユニフォームの統一したり

どういった世界観のお店でなにを提供しているお店なのか安易にMEOはじめたり、SNSはじめる前に一度、腰を据えて考えてみてください。

10年、20年、続いてるお店には
今からはじめるお店には無い価値が必ずあります。

価値を言語化したら、コンテンツになります。

なぜ、繁盛店は告知もせず、繁盛なのかそこにヒントがあると思います。
この辺りはまた別の機会があれば書きたいと思います。

SNSを活用する前に
まずは、今の時代のお店の提供している価値について考えてみてください。




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