【ポエム】人はそんなに自分のことを客観視できないものか?

最近Twitter(旧X)を見ていて、
フィードバックを求めるべき相手…みたいな言説を読んだ。何かの本のまとめだった。

それによると、
・愛があって
・容赦なく指摘してくれる人
がよいらしい。

自分は前の会社でフィードバックを受けすぎておかしくなった。
なので、その要素をみて「ん?」と思った。

恐らく(相手からの一方的な強すぎる)愛はあったし、
容赦なく指摘もされた。
それで自分が伸びたかというと、まったく伸びなかった。
委縮して自己否定して自滅した。(まあ自分が平均から離れたパターンという可能性もあるけど)

そして、そのツイート(ポスト)によると、フィードバックの何が大事かというと、
・自分が気づいてない部分を教えてくれるから
らしい。

それで思った。
自分が知っている
・ミスとか苦手な部分とか、ちょっといまいちだな~と感じたところ
・ああここ人よりできるなあという部分とか

まあ短所とか長所なんだけど。
自分が知っている部分をフィードバックされても意味なくない?
議事録取ってて、「君、構造作るの下手だね」「誤字脱字多いね」とフィードバックされても微妙じゃない?

自分が知らないところを教えてほしい。
もしくは、短所を指摘するなら、ほかのパターンはないものかと思う(教えて欲しいというと、部下を持った経験がある人はイラっとするのかもしれないけど…)

たとえば、給食を食べるのが遅い。でもがんばっている。
なんで遅いのかを考えたら、にんじんが入っているのが嫌だ。
この人参をいじくったり、少しずつ食べたりしていると時間が経ってしまう。

という相手に対して、
・給食を食べるのが遅い
・君は人参が嫌いなんだね
というフィードバックを受けても
「まぁ、そうですね…」ぐらいの感想しか持てない。
それを怒り交じりに伝えられても
「まぁ、自分はダメな奴なので…」みたいに卑屈になるだけだ。

せめて、
人参は特徴的な匂いがあって、苦手な人はそれが辛いらしい。
本当はその匂いを消すように調理すると食べやすくなるんだけど、給食だからそこまでの対応はできない。けどこちらはできるだけ給食を早く食べてお互いに有意義にお昼時間を過ごしてほしいと思っている。だから、食べる前にすごく小さくして、牛乳で最初に飲み干してしまう、という方法を試してみてはどうだろうか。
それがだめならまたいっしょに考えよう。

というフィードバックなら、
「おお…やってみるか…」
と思う。
「解決策なんか自分で考えろ! 学校じゃねーんだよ!!!」
という気持ちもわかる。(ごめん。考えたけど全然分からなかった笑)
そんな丁寧に説明しても試さない人がいるとか、
考えない人間を作るだけとか、まあ意見もあるかもしれないけど、とりあえずわきに置いておく。
…ちょっと余談だけど、前提も大事だよな、ということも思った。
本当は相手が「給食を早く食べたいと思ってない」かもしれない。
そしたらこのコメントなんて大きなお世話だ。
自分だけがそうしたほうがいいと思っているだけだ。
なので前提条件の確認とか、すりあわせって大事だなぁって。


んで、話は戻って、
「人は自分の長所とか短所とか、そんなにわからないもん?」
というところ。

ストレングスファインダーとか、●●診断とか、SPIとか。
強みとか弱みとかが出てきて読むと、「あー、まあ、たしかにそんな部分あるよな~」って思う。関係しそうな出来事とか経験を想起する。
間違ってるとは言わないけど、「まあ、でも、知ってたなぁ」という。

知らない、気づかないことを教えて欲しいな~。という。

少し脇道。人はいいところを見つけるよりも、悪いところを見つけるほうが得意という。
その人のいいところを見つけられないくらい、雑にみている人が、本人が気づいていない悪いところを見つけられるか? と思うなど。

それで、たとえば。

対象者に「足が速い」
という長所があったとする。
でもそれはタイムを計ったり、普段の部活動を見ていればすぐわかることだ。
「足が速いね」と伝えても「ま…そッすね。昔からよく言われます…」ぐらいのもんだ。

サッカー部だとしたら、(あんまり詳しくなくてごめんなさい)
君の足の早さは、こういう場面で役に立つ。たとえばサイドバックで、駆け上がってチャンスを作る場面。あとはディフェンスに戻る場面。
あとは真逆で、フォワードにいて、後ろからのパスを受け取る役割。
うちの今いる部員と、目指している方針だと、フォワードにはすでに背が高くてパスを受ける役割の部員がいる。だからサイドバックから駆け上がり、パスをつなげる役割を目指してほしい。具体的には●●mを走る速度を、●秒台にしてほしいのと、●●mの距離からのロングパスの精度を上げてほしい

とか。

足が速いと思って陸上部に入ったとしたら、
陸上部の平均タイムは●●秒(その人が速くない、陸上部で平均的だと伝えるのか?は考えたけど、どうすればよいか、わからなかった)
君がどうしたいかによるけど、短距離走を続けたいのであれば、××を目安にして練習してほしい。それ以外であれば、例えば君は実は前半の加速よりも後半スピードが落ちないこと、つまり持久力に可能性を持っている感じがする。もう少し距離を伸ばしてみないか。

とか。


まあ。
現実ってそんなうまくいかないよね。
人より抜きんでたことが、そうそうあるわけじゃないし。
ちょっと少年漫画チックだなーと思った次第。
戯言戯言。
ポエムポエム。

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