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Ⅰ-#4 どんな場面で使えるか

相性の良い活動は?

カリキュラム分析シートは学校内の様々な学習活動について使うことができますが、漢字や算数のドリル学習のように比較的手立てと目標がはっきりとしている活動や個別性の強い学習ではそれほど効果を発揮できません。

より大きな効果を発揮するのは

  • 評価方法の定まっていない活動

  • 創造的な要素の強い活動

  • 複数の教員が協力して行う活動

  • 教員と生徒、生徒間の相互作用が活発な活動

などです。

近年協調されている、探究的な活動やプロジェクト学習キャリア教育、運動会などの行事等の体験的な学習にはてき面に効果を発揮します。

どんな場面で使えるか

シートは一人でも活用することは出来ますが、複数の教員グループで使うと、より楽しく使うことができます。

同じ活動でもたいていの場合、人によって感じ方や評価は異なっており、お互いの味方の違いを学ぶことで、新たな発見が生まれるからです。

校内研修などで活用する場合には、大体1時間半くらいあると、記入から協議まで一通りできるというのが、筆者の経験的な感覚です。(時間をより多きとれば充実しますし、一部を宿題にして持ち寄ることもできます)

次回はこのシートに実際にどのように記入し活用していくかについて解説します。