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Finland; シナモンロール

旅がしたい旅がしたい。

なかなか叶わないけど、幸運にもここは東京でした。
電車で30分もあれば、どこにだっていける。

そして滞在がたった30分でも、お店の人と話してお茶でもできれば、その国に浸れます。

というわけで、今回は銀座でムーミン展に合わせてポップアップショップをオープンしているフィンランドへ行ってきました。
エクベリ(Ekberg)は、「1852年にヘルシンキにオープンした、フィンランド最古のベーカリーカフェ」だそうです。

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フィンランドは、探訪を切望している国のひとつ。

街の色合いやデザイン、食、自然、など理由はたくさんありますが、
コーヒーとシナモンロールをいただきながら公式ウェブサイトを改めて覗いてみたら

「フィンランド人は何よりもシンプルで正直なものが好きです」
「混じりけがなく栄養たっぷりの食のパラダイス」
「きれいな食材を使うことから始まり、余計なものがないほうがいいのです」
と、ハッピーすぎる単語が並んでいました。

シナモンロールがヘルシーかどうかはおいておいて、そういう芯があることはとても素敵なことだと思います。

加えて、ここでいただいているシナモンロールは少なくともジャンクではなさそうです。

パンの部分はしっかりとかみごたえのある生地で、細やかでエレガントなスパイスがたっぷり、よくあるスイーツボリューミーなシナモンロール(何年も食べていなけれど)に特有のジャリジャリあるいはベタベタのお砂糖はなく、その代わり、あまり甘さを感じない、サクッとした粒状のお砂糖がざっくりと振りかけられています。
(手で食べてもあんまり汚れません)

あとで調べたところ、この砂糖のスプリンクルは北欧でよく使われるもののようで、日本やアメリカではあまり見かけません。

私たちが想像する、渦巻きが上に向いているシナモンロールと違って、フィンランドのそれは横向きで、真ん中は焼く前に指でぺたりとくぼませています。成型している動画を見ましたが、これがなんともリズミカルで楽しそう。

なお味については、今回のものはやはり控えめな方のようで、フィンランド国内でももう少し甘いものもあるそうです。

フィンランドのかけらを知れたクイック・トリップでした。
(もちろん、ますます行きたくなりましたが。)

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そんなわけで、今回の旅からの作品は、そのまんまシナモンロール。

形を捉えるべく、会場でもラフスケッチを試みたけれど、複雑なのに完璧なこの渦巻き、難しい・・。思いのほか苦労しました。

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会場で少し食べたとはいえ、スタジオで描く間はこのいい匂いの誘惑との戦い。いや、でもこの香りに包まれているからハッピーに制作ができるともいえます。

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美味しそうに焼いたら、お砂糖をふってできあがり。

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フィンランドトリップ、おしまい。



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