【手帳と暮らしてきた#2】ロルバーンに染みついた育児の悲喜こもごも
今記事から本格的に、連載「手帳と暮らしてきた」を開始します。
この連載は、主宰のおおやまが実際に自分や家族のために使ってきた手帳を紹介します。
さまざまな使い方や思い出から「手帳のある暮らしっていいな」と感じていただければ幸いです。
イントロダクションの記事はこちらです。
今回の手帳…ロルバーンダイアリー
ロルバーンおよびロルバーンダイアリーは、ステーショナリーメーカーのデルフォニックスから販売されているノート・手帳ブランドです。
ロルバーンはドイツ語で「滑走路」の意味。
ゴムバンドとクリアポケット付き、クリーム色の5mm方眼の本文用紙が特徴です。
元々はノートが先に誕生し、マンスリーページが収録されたダイアリーも展開されています。
独特のデザイン・機能性と、バリエーション豊かな表紙のデザインが人気です。
ちなみにダイアリーは、通常のロルバーンよりページ数が多く、厚みがあります。
ノート部分は切り取り線が入っているため、片面だけ書けば切り貼りができます。余ってしまってもメモ用紙代わりにできるのも利点です。
使い始めたきっかけ
ノートは以前から時々使っていました。
ダイアリーを使いたいと思ったきっかけは、イラストレーターのmizutamaさんの著書「暮らしに役立つ かんたんマイノート&手帳術」です。
本書は手帳・ノート初心者でもとっつきやすく、使用例やイラスト・飾り文字の例、文具を使った手作り雑貨が紹介されています。
うち、ロルバーンダイアリーを用いたスケジュール管理のページがポップで愛らしく、書き方や飾りつけを真似したい! と思ったのです。
実際の使い方
・イヤリー(年間)ページ…行事や家族の誕生日
・マンスリー(月間)ページ…主に子どもの予定
この年は子どもの幼稚園入園の年で、同時に以前から通っていた発達支援の施設にも週1で通う日々でした。
毎月マステやシール、マーカーで可愛らしく飾りつけるのが楽しかったです。
・ポケット…おみくじ、美術展のチケット、プリントした子どもの写真、ショップカードなどを雑多に入れていた
・ノートページ…最初は自分のことも書いていたが、徐々に子ども関係のことを中心にメモ
入園前に施設の卒業があったため、文集のレイアウト案や書く内容を入念に練っていました。
下の画像は、入園直後にコロナ禍が始まりいきなり休園になったときのもの。
ステイホームの心構えをネットで読み、メモしました。
このほか、個人懇談のメモや送迎のお知らせを貼るなど、とにかく子どもについての記述が多いです。
育児が苦手だからこそ奮闘していた痕跡が染みついていた
前述の通り、このロルバーンダイアリーを使っていた2020年はコロナ禍突入の年でした。
2年間の母子通園が終わり、ようやく子どもが幼稚園児になってすこし楽になるかと思いきや、イレギュラーだらけの日々。
ただでさえ幼い息子にしょっちゅう手を焼いていたため、悪戦苦闘していた痕跡がノートページの至るところにありました。
しかし育児が苦手だった分、アンガーマネジメントを参考にした内省や、懇談で聞いたアドバイスを参考にするためメモをとるなど、振り返ると懸命に向き合っていたのが読み取れました。
どんな親でも、我が子に優しくありたいのは一緒のはずです。
ロルバーンダイアリーには、奮闘していた自分や過去の子どものかけがえのない記録が染みついていました。
シンプルで機能的だから、また使いたくなる
このロルバーンダイアリーを連載用に読み返してからまた使いたくなり、2024年3月始まりのものを買いました。
用途はSNSの記録用で、当時とは全く異なる使い方です。
ですがシンプルで機能的なつくりは変わらず、発売されるごとに多種多様なデザインで買い手を楽しませてくれます。
ノートとして、手帳として、ロルバーンはこれからも書き手の暮らしに柔軟に寄り添ってくれることでしょう。
連載「手帳と暮らしてきた」は月イチ更新です。
今後も筆者の過去の手帳や当時の使い方を1冊ずつ紹介します。
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