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テラス手帖だより#21 Kindle本進捗報告~9月

こんにちは、テラス手帖主宰のおおやまはじめです。
徐々に風の匂いが変わり、お店の売り場に手帳がひしめく時期となりました。

また、台風や洪水により被災された地域の方々にお見舞い申し上げます。心身の安全と、一日も早い復興を心よりお祈りします。

現在テラス手帖は今年10/1にKindle本の出版を目指し、鋭意製作中です

今回は3ヵ月ごとの振り返りとともに、Kindle本の進捗状況をアップします。
よろしければ、どうぞお付き合いください。


2024年7~9月の振り返り

まずは3ヵ月分の記事をピックアップして振り返ります。

「今日の注目記事」選出記事

テラス手帖初の有料記事です。
手帳関連のよくある悩みを、新しいアプローチで解決できないか試みたものです。

・「手帳」を使わなくてもいい(無料で読めます)
・手書きじゃなくてもいい
・書く時間を作らなくてもいい
・夢や目標がなくてもいい

有料部分は特に、今まであまり出回っていない視点で苦心しながら考えた内容です。
自信を持ってお伝えしていることばかりですので、まずは無料部分だけでも読んでいただけると幸いです。

2025年へ向けての、現在の手帳の布陣を解説した記事です。
無理に手帳を充実させようとせず、ゆっくり中身を作っていけばいいという考え方に至りました。
買ったものの扱いが難しかった「ちいかわコミックダイアリー」についてもふれています。

いずれも沢山の方に読んでいただき、深くお礼申し上げます。
今後も精進していきます。

ピックアップ記事

過去に紹介したノートの使い方をまとめてみました。
実際の使用例をたっぷり写真で載せています。

先日まで開催されていた「さっぽろシステム手帳フェス」のレポート記事です。
今年は実際にメーカーの方から伺った手入れの方法や使い方を軸に載せています。
おかげさまで、うちの革ものの手帳はみんなふっくらつやつやになりました。
システム手帳に関しては、10月以降に別の記事をアップする予定です。

伊藤手帳様の動画を制作しました

株式会社伊藤手帳様の「手帳を語る場プロジェクト 動画クリエイター」として、ショート動画を制作しました。
※個人名義

・伊藤手帳「手帳を語る場プロジェクト 動画クリエイター」ショート動画制作
YouTubeInstagram

紹介した商品は「ユメキロック セパレートダイアリー ウィークリー&マンスリー」です。
テラス手帖でも何度か取り上げている手帳で、ページが上下に分かれており1冊で予定やTODOの管理ができます。

動画では1分で魅力をお伝えしていますので、ぜひ見ていただけると嬉しいです。

Kindle本進捗状況

表紙が完成しました

先週投稿した通り、表紙が完成しました!

今回装画を依頼したのはpun(ぷん)さんです。
ドローイングや抽象画、油彩のような絵まで、唯一無二のタッチと世界観を持っている方です。

個人的に似顔絵アイコンも描いていただいたのですが、いつもこちらの要望や好きなものを丁寧に汲み取ってくださいます。
改めてお礼申し上げます!

デザインはCanvaで作成しました。
Kindle本というと主張の強い表紙が目立ちますが、ほかに倣っていてはテラス手帖らしくありません。
そこで、キャッチコピーの分を手書きでレイアウトしました。

また、デザインは3案考え、身内に意見を聞いたり、インスタグラムのストーリーズで投票を募ったりしました。
協力してくださった方、ありがとうございます。

色んな方のおかげで、テラス手帖の世界観が反映された、心が穏やかになる表紙になったと思います。
ぜひ大きなサイズでご覧になってみてください。

実際の作業~慣れない作業に苦戦

進捗としては、本文データが完成しました。

この本文データを整えるまでが根気のいる作業で、ざっと今までの工程を紹介します。

①過去記事や音声配信の文字起こしをGoogleドキュメントに集め、「本」としての流れになるよう加筆修正

②Wordにデータを移し、縦書きで印刷。初稿が完成

③初稿を直し、書式を整える(見出しをつける、太字にするなど)

④初校(書式を整えた原稿)を印刷、赤字を入れて修正を繰り返す。表記ゆれ、誤字脱字などを直す

赤字を入れて直す作業は、特に根気のいる工程です。
徐々に網目の細かいふるいにかけていくように、気づかなかった修正箇所が出てくるのです。
家にあったコピー用紙を500枚くらい使ったと思います。

ここで終わりかと思いきや、縦書きのKindle本はWordデータをアップロードする訳ではありません。
2ケタの数字が上手く表記されないからです。

そこで頼みの綱となるのが、ファイルを変換してくれる「でんでんコンバーター」です。

ブラウザ上で元のテキストデータや挿入したい画像をアップロードすると、Kindle用に整えてくれるのです。
2ケタの数字もきれいに揃います。

ただし、でんでんコンバーター用に決まったコードをテキストに入力しなければいけません。
Wordで見出しや太字にした箇所の書式をコードで指定し直すのです。
これに関しては、過去にHTMLで個人サイトを作っていた経験が活きました。

鬼門となったのが、「はじめに(前書き)」と「目次」の順番を入れ替える作業です。
変換の都合で、中表紙→目次→前書きとなってしまうのを手動で直す必要があるのです。

ほかの方がネット上で公開している方法にのっとって試みたものの、何度やっても上手くいかず。
時間を置いてやり直してみたところ、データをいじる場所を間違えていたという凡ミスでした……。

ちなみに、Macの「Pages」で作成したデータはKindle用にそのままアップロードできるそうです。
このときばかりはMacが欲しいと思ってしまいました。

残すは説明文を入れるなどの販促作業です。

おわりに

今回は振り返りも入れたため、毎度のことながら長くなってしまいました。

実のところ、これ以上ネット上で情報発信をしていいのかと時々疑問に思うことがあります。
ただでさえ氾濫しているのに、これ以上増やしていいのかと。

ですが、誰しもが何かを伝えたいから発信している。
面白いものに出合ったら、誰かに話さずにはいられない。その純粋な衝動は誰にも止める権利はありません。

私も手帳や文具に浮かされ、衝動でずっと続けているようなものです。

ただ、数多の情報が溢れるネットに対し、一対一で向き合えるのが本です

私は「本を出す」ことにずっと憧れを抱いていました。
実際に同人誌やZINEを出していた時期もあります。
ですが、今回の本づくりはそれらと決定的に違う部分がありました。

同人誌は、いわば自己満足のため。
ですが、「暮らしを照らす やさしい手帳のつかい方」は、誰かのため
表紙のキャッチコピーには、こう載せました。

この本は、手帳で日々の暮らしを照らし、応援する本です。

私が提案する方法がどこまで届くかは分かりません。
ですが、ささやかでも誰かの暮らしを応援したい。
発信を続け、本という形にすることになり、テラス手帖は単に手帳や文具の楽しさを伝えるだけでなく、そんな思いを持つようになりました。

日頃からテラス手帖を読んでくださる方、そしてまだ出会っていない人たちにも、願わくば届く本になってほしいです。

出版日の10/1に改めて出版の告知をしますので、楽しみにしていただけると嬉しいです。
(本のリンクを貼る都合で当日に変更しました)
最後まで気を抜かず頑張ります。


今後も進捗状況の報告や、手帳・文具を楽しむための記事を予定しています。

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