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感想を設計する、という話

「へっぽこマーケターの日々」第52回(前回は4/2更新)。

今回は、コンテンツの感想の設計について以前から実践していたことを断片ではあるが整理する。

コンテンツの感想の設計というのは、字面の通り、コンテンツに触れた受け手の感想の設計のことだ。

もちろん、人の心が操れるだなんてとても思わない。しかし、タイミングと触れ方で人間の行動がある程度変わるのは皆さんのご存知の通りだ。

わたしにとっての感想の設計は、たとえばグッズの販売特設サイトの設計なんかもそうだし、SNSに投稿する企画なんかもそうだ。

どんなツッコミがほしいか」「どんな気持ちになってほしいか」を想像しながらコンテンツをつくるのだ。

コンテンツに触れるときのユーザーの気持ちを想像する

「コンテンツに触れるとき、ファンが何を思いながら見るか」の予想を考える。これを基に入れる要素や文言考える。

たとえば、以前やっていた宇宙兄弟のグッズの販売ページの設計・ライティングでは、ファンが商品をSNSで知り、販売ページを訪れる際に何を思うのかを先回りして内容を作っていた。

・サイズが合うか
・素材は何か
・子どもっぽくないか

など、ファンが何を思いながら見てくれるか予測してページをつくる。そして、彼らにどんな感想を持ってほしいかを考え、そこから逆算して要素や文言、レイアウトを考えるのだ。

とにかくいろんな場面で使える

これは、たとえば今とりくんでいるLINEスタンプの分析でも思ったことだ。

・スタンプに出会ったとき
・スタンプを使ったとき
・スタンプを人に勧めるとき

と言った場面で、どんなことを言ってほしいかを考え、それを起こすために必要なアイデアを盛り込むのだ。

やってることは当たり前のこと

感想の設計でやってること自体は、既に実践してる人は多いはずだ。目新しいことはない思う。

やってることの中身自体にフォーカスしたいのではなく、「なんのためにやるのか」という目的を感想の設計とすることが重要だと伝えたかった。

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日頃のSNS投稿ひとつとっても、思っていた通りの反応があるとおもしろい。しかしそれ以上に、自分以外の誰かとおもしろいものを共有できた、という嬉しさがある。

わたしをサポートしたつもりになって、自分を甘やかしてください。