優先順位のつけ方を改善する、という話
「へっぽこマーケターの日々」第43回(前回は3/17更新)。
今回は、直近でタスクが増えすぎたことと、会社の最新の状況を踏まえて自分のやることを最適化するために、直面している「優先順位つけるの下手すぎ問題」について。
1on1でもらったアドバイスを基に状況と課題を整理しつつ、理想の状態をイメージしていく。
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優先順位を合理的にジャッジできる人なんて、この世にいるのだろうか。
よく聞く「優先順位は、緊急度と重要度の2軸で考える」というアイデアの意義はわかる。しかし実際に具体のアクションに落とせていない自覚がある。
リソースを分散し過ぎたのでタスクを整理する
優先順位で唸っている原因は、そもそもやる気いっぱい夢いっぱいでマーケの仕事を昨秋から始めたこと、自分の拡散しがちな思考パターンによっていろいろタスクを増やしたこと、この2つが主な原因だ。
いろんなことを同時にやっているが、そのためどれも少しずつしか進まない。そのため時間が
かかるのだが、気づくと始めた当初からの変化が発生してしまう。
それに加えて時間の経過によって、目的が徐々にぼんやりするものも出てくる。また、タスクは途中で入れ替わることもあるので、それを繰り返す内に、全体の見通しがだいぶ悪くなってしまうのだ。それにより、優先順位も曖昧さを増してしまう。
そんな現状に対して、さらなるタスクやプロジェクトを入れる余地があるか、検討することも苦手意識がある。新規タスクの代わりに既存のタスクのどれがずらせるか、さっと判別できないことが課題なのだ。
1on1でのアドバイス:論点思考が有効
そんな状態について1on1で話したのだが、かなり有益なアドバイスをもらったので、自分なりにまとめてみようと思う。
大小さまざまなタスクにも、大元の論点がある。
論点についての詳細は『イシューからはじめよ』が詳しい。
自分の理解では、論点=問いは、経営戦略に基づきツリーのような構造を成している。
たとえば、コルクで行っている「知見を個々がインプット→アウトプット→共有、議論」をしくみ化するプロジェクトの場合。
このプロジェクトのより高次で抽象的な論点は、「ノウハウを全社で共有すればコスト低減はするか?」というのが根っこにあるとしよう。
このように、タスク(プロジェクト)と、組織が向き合う論点が対応しているのだ。言い換えるとこれは、論点がセットされていないタスク(プロジェクト)は生産的じゃない、ということと理解している。
そして、複数のレイヤーに分かれたものとして論点をみたとき、実は「この論点をクリアすれば、他のいくつかの論点もクリアになる」という関係性も見えてくるはずだ。
これはまるでドミノのようだと思う。より起点に近いドミノを倒した方が、より多くのドミノを倒せるだろう。
論点で優先順位が明確になるか
優先順位の話をふりかえると、どのドミノをいつまでに倒せば、より多くのことが進むのかが不明確なままだった。
優先順位をより的確にとらえるためには、まずは目の前のタスクの論点整理から行い、「今はまだやらないこと」を決めてスピードを上げたい。
わたしをサポートしたつもりになって、自分を甘やかしてください。