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そもそも“高度な分析”は現場に必要なの?という話

「へっぽこマーケターの日々」第23回(前回は2/18更新)。

初期やランニングに数百〜数千万円もかかるツールやシステムがないと、分析担当は仕事にならないのだろうか。

そんなことはないだろう。というか分析基盤の立ち上げ当初は、どんな会社も予算のない中で分析のアウトプットを出さなくてはいけない。RPGでいうところの、木の棒からのスタートだ。

しかも予算をもらえて高度な分析ツールやシステムの導入できたとて、これはあくまで手段でしかない。そもそもそれで何がしたいのかの方が重要なはずだ。

最初の与件の整理から課題の設定するときに、きちん時間を割けば、本当に提供すべきソリューションが見えてくる。依頼者の言うことを鵜呑みしては、課題が解決できないことを覚えておきたい(なぜなら専門家でない依頼者には“知らないの壁”があってもおかしくはない)。

実は高度な分析などやらなくても、ただ「見える化」するだけで意思決定が捗るのかもしれないし、データの取得を楽にするだけなのかもしれない。

(分析はアクションを促すものであるべし、と口を酸っぱくして教えてくれた、コンサル出身の上司に感謝しかない)

そういう意味では、データサイエンティストやアナリストは、課題解決屋として組織に寄与すれば、生産性が高くなるのではと思う。

わたしをサポートしたつもりになって、自分を甘やかしてください。