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#1810 一人一人は良い子なんだけどなぁ…
子どもというものは本来、「良い子」である。
一人一人にそれぞれの個性がある。
そして、一人一人と接すると、本当に「良い子」だなぁと実感する。
しかし、「学校教育」という営みは、「教師対子ども」の一対一の関係では成り立たない。
「教師対集団」という構図となる。
ここがネックなのだ。
子ども一人一人は確かに「良い子」である。
しかし、それが二人以上になって、「関係性」ができあがると、その質が一変する。
「良い子」だったのに、「問題児たち」に一変してしまう。
本当に「関係性」というのは理解しがたいものである。
一人一人は「良い子」なのに、集まると変わってしまう。
それが「集団」「関係性」「人間」というものの原理なのかもしれない。
したがって、教師は「個」へのアプローチだけではなく、「集団全体」へのアプローチを考えなければならない。
また、あの子とあの子の「関係性」にも焦点を当てて、アプローチしていくことが重要だ。
よって、教師は「個」「関係性」「集団全体」というように、指導する範囲・視点を変えてアプローチしていくことが求められる。
「個」に対しては、コーチング的な関わりを重視する。
「関係性」に対しては、座席配置やメンバー構成などの環境整備に配慮する。
「集団全体」に対しては、上位層2割の子どもたちに響くような「語り」を意識する。
このように、「個」「関係性」「集団全体」という視点をもって、指導の在り方を検討するようにしていきたい。
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