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#310 精緻化

知識ははじめ、個別具体的なものである。

それが複数集まり、つながることでネットワーク化される。

知識と知識のつながり、構造化、ネットワーク化のことを「精緻化」と呼ぶ。

学校の授業では、子どもの知識の精緻化を促すことが必要である。

毎時間学ぶ知識は一つひとつ独立したものではなく、全て関連性があり、つながっていくものなのである。

それを明示的に教えたり、子どもが自ら気づけるように暗示的に指導することが重要である。

知識は精緻化されることで、別の場面、文脈でも活用・応用することができる。

これを学習の転移という。

しかし知識が精緻化しておらず、単体のままだと、その文脈でしか使えず、学習の転移は起きない。

やはり、これからの社会の担い手を育てるためには、知識の精緻化がキーであるのだ。

授業や単元をつくる際に、ぜひ意識したい。

では。

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