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#360 教科教育はトップダウン 生活教育はボトムアップ

国語・算数・理科・社会などの教科教育は、文化遺産がベースである。

過去の偉人たちが積み上げてきた学問が基礎であり、それらを子どもに学ばせる。

まさにトップダウンである。

総合・生活・道徳・特活などの生活教育は、子どもの生活がベースである。

子どもの生活や今の時代に根ざしたテーマや課題を基本に、学びが進められる。

まさにボトムアップである。

このような性質上、教科教育は教師主導、生活教育は子ども主導になりやすい。

しかし、生活教育までもトップダウンにしている教師は少なからずいる。

過去の私もそうだった。

生活教育は子どもの生活がベースである。

やはりボトムアップの視点を忘れてはならない。

子どもの声に耳を傾け、どんな学習をしていきたいかを汲み取る姿勢が必要なのである。

また教科教育はトップダウンの色が濃いが、ボトムアップの視点を取り入れることも大切だ。

文化遺産がベースであるが、絶対的なものではない場合も少なくない。

教科の学習内容を批判的に考察し、子ども中心に探究していく学びも考えられるのである。

このように、いつだって子ども中心に学びを考えることが必要だ。

なぜなら、「学び」とは学習者個人の中で構成されるものなのだから。

では。

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