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#1614 トラブル解決法を伝授する

前回の記事では、担任である教師ではなく、学級集団が「学級の問題解決」をすることの必要性を述べた。

今回は、具体的な問題解決について述べていく。

学級では、子ども同士のトラブルが起きる。

そのときに教師が間に割って入り、指導することが多い。

しかしそれでは、いつまでたっても、教師の指導に依存する子どもたちになってしまう。

そこで、子どもたちに「トラブル解決法」を伝授するのである。

まず、トラブルの当事者同士はヒートアップしている状態なので、そこに第三者が仲介しなければならない。

なので、「誰かが第三者となり、仲介役になること」の価値を語る。

そして、「事実確認」の方法である。

事実確認では、一人一人の思い・意見を順番に聞いていく。

けっして、一方が話しているときは、片方が話していけない。

順番に事実確認をしていき、矛盾をなくしていく。

ここが一番の肝であろう。

この「事実確認」の方法を詳細に語る。

そして、「どうすればよかったのか振り返る」方法である。

ヒートアップ状態が落ち着くと、冷静な状態になる。

よって、自分たちのトラブルを俯瞰できるようになる。

このような状態に落ち着いたら、「どうすればよかったのか」を互いに話すようにさせる。

そうすれば、互いの「改善点」「何がいけなかったのか」「これからどうするか」が分かるはずである。

このような「落とし方」を詳細に語る。


まとめると、上記のように
➀第三者としての介入
②事実確認
③どうすればよかったのかの振り返り
という流れを子どもたちに教えるのである。

教師が師範したり、ロールプレイを交えたりする。

そうやって、徐々に自分たちだけでトラブル解決できるようにしていくのだ。

なんでもかんでも教師に依存し、教師に頼る子どもを育ててはいけない。

自分たちで解決できることであれば、自力解決する経験をもたせる。

それがリーダーに必要なことではないだろうか。

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