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#1757 無償の愛を伝える
子どもが誰かから「無償の愛」を感じる。
そんな経験をするのは、自分の「親」か「教師」ぐらいだろうと思う。
それを踏まれば、「教師」という職業はなんて素敵なんだろうと思える。
「我が子」でもない他人の子どもたちを、心から愛することができる。
そんな素晴らしい職業が「教師」なのである。
なので、教師は教え子に対して、「無償の愛」をもっと伝えるべきである。
「見返り」をもとめない「無償の愛」を。
そんな「愛」を、教師は自然と持っているはずなのである。
しかし、忙しかったり、恥ずかしかったりすることで、それを子どもたちに伝えることができなくなる。
自分が教え子たちに自然と抱く「無償の愛」を、言葉でもっと伝えるべきなのである。
「今日も君たちに会えて嬉しい」
「君たちと出会えて本当に幸せだ」
「今日も全員揃って心が元気になった」
「君たちと授業をするのが本当に楽しい」
「いつも学校に来てくれてありがとう」
こんな言葉を子どもたちに贈ってあげたい。
心の底からにじみ出るような「本当の言葉」で伝えたい。
子どもたちの「存在を承認する言葉」を贈りたい。
子どもが「何か良いことをしたとき」「良い結果を残したとき」「教師の思い通りに動いたとき」だけに承認するのではない。
そんな「条件つきの承認」は嘘くさい。
「条件つきの承認」は「愛」ではない。
そうではなく、
「悪い部分もある」
「いけないことをするときもある」
「それでもあなたを愛している」
「それでもあなたは素晴らしい」
という承認が重要なのである。
これが自然とできるようになれば、教師が持つ「無償の愛」を子どもたちに伝えることができるだろう。
いつの日か、心からにじみ出るような本当の「愛」を、自分の言葉で伝えてみたいと思う。
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