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#245 授業は「映画」や「小説」と同じである

映画や小説には「主題」つまり「相手へのメッセージ」が隠されている。

永遠の愛,家族の大切さ,信念を貫くことの重要性など・・・。

そのようなメッセージを,2時間や200ページなどの長さで伝えている。

もし映画や小説などの主題を,2時間や200ページの長さを費やさずに,直接伝えたらどうなるだろう?

観客や読み手に,主題は届くだろうか?

いや届かないはずである。

壮大なストーリーやクライマックス,起承転結があるから,主題が伝わるのである。

感動するのである。

時間やページ数を費やさずに,メッセージを伝えることは,知識を注入することと同じである。

だから授業も,ストーリーを大切にしなければならない。

プロセスを大切にしなければならない。

知識を直接伝えるのは,短時間で終わるが,子どもは理解しないだろう。

しかし,ストーリーやプロセスを意識した授業をつくることで,子どもは理解を深めるのである。

授業づくりは「知識を直接伝えること」ではない。

授業づくりは「知識を伝えるために,ストーリーを考えること」なのである。

では。

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