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#158 尊敬される教師になろう

学習指導も生徒指導も、子どもにしっかり伝わるには、それらをする教師へのリスペクトが必要である。

つまり「尊敬される教師」であるほど、学習指導も生徒指導も高い効果が得られるのだ。

これは見落とされがちだが、単純なことである。

人は、自分の尊敬する人から物事を教わりたい、話を聞きたいと思うものである。

尊敬のできない人から、物事を教わりたくないし、話を聞きたいとも思わない。

だから学習指導や生徒指導をする私たち「教師」は、子どもから「尊敬される教師」にならなければならない。

ではどうなったらなれるのか。

いきなり「尊敬される教師」にはなれない。

段階がある。

まずは「好かれる教師」を目指す。

たくさん話しかけてくれたり、ほめてくれたり、笑わせてくれたりする教師を、子どもは好きになる。

つまり真面目一辺倒ではなく、隙があって、自己開示してくれる明るい教師を、子どもは好むのだ。

だから出会ったばかりのころは、教師は自分の失敗談を話したり、子どもとたくさん遊んだり、コミュニケーションを積極的にとったりしていく。

すると「好かれる教師」になっていく。

次のステップは「信頼される教師」である。

そのためには、子どもたちの中にある問題やトラブルを発見することが求められる。

そして発見した問題やトラブルを、教師が見事解決していく。

すると子どもに「何かあったときに、先生に相談してみよう」と思ってもらえる。

これを積み重ねていくことで「信頼される教師」にランクアップするのだ。

最後は「尊敬される教師」である。

人間性も魅力的で、信頼感も厚い教師が「尊敬される教師」に格上げされるための条件とは何か?

それは「楽しく分かる授業をしてくれること」である。

やはり学校生活の大半は「授業」である。

その授業で、教師は勝負をしないといけない。

子どもをノせる授業を毎回展開し、教師の授業が「毎回楽しみな状態」にしていく。

ここまでくれば子どもは、「先生みたいな人になりたい」と思うようになり、教師は「尊敬される教師」となる。

このように段階を踏んで、教師は「尊敬される」存在となるのだ。

ここまできてはじめて、学習指導と生徒指導がフルに機能を発揮するようになる。

「先生の授業なら、どんな授業でも参加したい」

「先生に叱れたら、納得だ」

と子どもに思ってもらえる。

私に足りないの、やはり「魅力的な人間性」である。

つまり、まずは「好かれる教師」になる必要がある。

もっと自己開示していきたい。

もっとコミュニケーションをとっていきたい。

もっと自分を出していきたい。

まずはそこからである。

では。

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