#1502 授業における2つの目標
これからの時代の授業では、教師は2つの目標を想定する必要がある。
1つ目は、学習内容に関わる「個別具体的な知識」の習得である。
これを外してはいけない。
いわゆる教科書用指導書の一番上に書かれているような「本時の目標」である。
これが本丸である。
しかし、このような個別具体的な知識は「自由進度学習」などの「個別最適な学び」でも習得することができる。
集団で行う授業にはもう1つの目標が必要だ。
それが「見方・考え方」「概念的知識」の習得である。
教科等特有の「見方・考え方」「概念的知識」を習得することができれば、知識を別の場面・文脈でも転移させることができる。
なので、授業においては、このような「見方・考え方」を創出させ、受容を促し、他の場面に転移できるようにすることが重要となる。
授業では、表面上の「個別具体的な知識」だけをおさえても、「浅い学び」のままとなる。
「見方・考え方」「概念的知識」に気づかせることができてこそ、「深い学び」となるのだ。
ぜひとも、このように2つの目標を意識して、「深い学び」を実現させていきたい。
では。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?