#679 低次の忍耐力よりも高次の忍耐力を
一斉授業を肯定する教師がいる。
その教師の言い分は、「教師の話を黙って聞くことも大切だ」「人の話を聞く忍耐力をつけなければならない」というものだ。
果たして、そのような忍耐力は必要なのだろうか?
そんな「我慢をする」ような忍耐力は、低次であるとしか言いようがない。
とても「受動的」な忍耐力なのである。
それならば、もっと高次の忍耐力をつけるべきである。
自分たちの立てた問いをもとに、必死に調べ、対話を重ね、継続的に探究していく。
そのような、期間の長い学びを粘り強く経験する中で、高次の忍耐力を身に付けることができるのだ。
そのような忍耐力は、「能動的」であると言えるだろう。
人の話を長時間黙って聞くような低次の忍耐力ではなく、課題に粘り強く取り組む高次の忍耐力を育成すべきである。
これからは、そんな高次の忍耐力を育成する、中長期的な「探究する学び」を実現していきたい。
では。
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