#1674 目線を向ける
「目は口ほどに物を言う」という言葉がある。
「情を込めた目つきは、口で話す以上に、強く相手の心を捉える」という意味だ。
教師は子どもたちの前で何かを「語る」ことが多い。
昨今の「個別最適な学び」「子どもに任せる授業」ブームの中では、子どもたちの学習や活動する時間が多くなっている。
その分、授業の冒頭や隙間時間に「教師からの語り」が重要度を増してきている。
「教師からの語り」により、子どもたちの学習に対するマインドセットが整うのである。
マインドセットが整えば、「個別最適な学び」「子どもに任せる授業」の質も高くなる。
そうであるならば、「教師からの語り」では、教師は「目線」を意識することが重要となる。
全ての子どもに「目線」を向けることで、「自分に語りかけられている」という意識を与える。
教師の語りを一人ひとりの子どもに届けるために、「目線」を送るのである。
これが、子どもたちに「当事者意識」をもたせることにつながる。
教師が「目線」を送らないと、子どもたちは
「自分には関係ない」
「自分に言われている話ではない」
と誤学習する。
それを防ぎ、全員に当事者意識をもたせるためには、教師が一人ひとりの子どもに「目線」を送る必要があるのだ。
目は口ほどに物を言う。
教師が子どもたちに何かを語る際は、「目線」を重視するようにしていきたい。
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