#1434 楽観的に生きる
教師の仕事をしていると、何かとストレスが溜まる。
子どもたちが、教師の言うことを聞いてくれなない。
ネガティブな言葉ばかり言う子どもがいて、嫌だ。
宿題の提出が全員揃わない。
上司に叱責される。
仕事が山のように降ってくる。
これにより、ストレスに押し潰されそうになる。
しかしこれらの問題は、本人が思っているよりも、ちっぽけなのである。
自分に合わない、気に食わない子どもがいたとしても、その子どもは別に教師である自分を「嫌っている」わけではない。
その子なりに一生懸命に生きているのだ。
その結果、ネガティブ発言をしたり、問題を起こしたりしてしまうだけである。
なので、「教師を嫌っている」わけではなく、それがその子の個性なのである。
だとしたら、もっとその子に近づき、対話し、個性を受け入れる必要がある。
そして、必要なら、もっと成長できるようアドバイスすればよいのだ。
宿題の提出なんて、全員分揃える必要はない。
全員分揃えたいのは、この地球上、担任である自分だけなのである。
そして、「宿題なんてやっていても学力にそれほど影響しない」ことが研究でわかっている。
だとしたら、そんなことで一喜一憂するのではなく、毎日の授業の質を上げるための工夫を考えるのは先決だ。
毎日の授業の質を上げることでしか、子どもたちの学力は向上しない。
その他、学級経営上の問題も、職員室や仕事に関する問題も、どれも「ちっぽけな問題」にすぎない。
「宇宙の歴史」という壮大で巨視的な捉え方をすれば、一個人の抱える悩み・問題など、「埃」「塵」のようなものなのである。
また、「そのときの悩み・問題」というのは、抱えているときは苦しいが、過ぎ去ってしまえば「過去のこと」になる。
「そういえばあのとき、そんなことがあったな」「懐かしいな」と思える日が来るのだ。
長期的な見方をすれば、一時的な悩み・問題というのは、ただの通過点にしかすぎない。
そのときの苦しみを堪えて、「過去のこと」になるまで気楽に生きる方がよいのである。
これからは、上記のことを踏まえ、小さな問題を考え込みすぎないようにしたい。
そして、楽観的に自分らしく生きるようにしたい。
シンプルイズベスト
では。
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