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旅の組み立て方|駅弁を食べに『霧島』へ

「どこか旅に出たい」と思うことがある。

そんな時は、JALのどこかにマイルを利用する。4つの候補地のうち、どこになるかはお楽しみ。候補地の組み合わせは、引き直しができるので、何度か組み合わせを変えながら「この中のどれかならOK」という状態にして、申し込むことが多い。どこに行くかを指定できない分、お得なマイル数でチケットを入手することができる。

行き先が「鹿児島」になった

今回手配できた羽田発着のチケットは以下の通り。

1日目 10:00 鹿児島空港着
2日目 10:50 鹿児島空港発

2日目は、ほぼ自由時間がないので、やりたいことは1日目にまとめなくてはならない。まずは、やりたいことを整理することにした。

鹿児島でやりたいこと

最初に思いついたのが「前にTwitterで見かけた、あの駅弁が食べたい」だった。「あの駅弁」というのは、鹿児島県霧島市の嘉例川駅で買える「百年の旅物語 かれい川」のことだ。素朴な見た目でありながら、JR九州駅弁ランキングで3年連続グランプリに選ばれたというお弁当。お弁当好きとしては、ずっと気になっていた。

鹿児島空港から嘉例川駅までのルートをGoogleマップで調べる。リムジンバスに乗っても行けるし、車で行っても10分ほど。1日目のランチが決まった。

他にやりたいことも考えた。次の3つだ。

  1. 現代アートが見たい

  2. 温泉に入りたい

  3. 地鶏が食べたい

決して芸術に詳しいわけではないが、美術館、特に現代アートが好きだ。だから、旅行をするとなると、地元の美術館や、アートのイベントがやっていないかを調べる。
今回も【鹿児島 現代アート】で検索した。すると「霧島アートの森」という場所を見つけた。写真を見て、面白そうだなと思ったので、ここを目的地に設定することにした。

嘉例川駅から霧島アートの森までの道順を調べたが、Googleマップでは、公共の交通機関での行き方が見つからない。
Googleマップにはない情報があるかもしれないと思って、霧島アートの森のホームページでアクセスを確認した。

霧島アートの森までの主要アクセス(公式HPから引用)

嘉例川駅から電車で行こうとすると、隼人駅に行くか、一度鹿児島空港にバスで戻るかだ。ただ、どちらのルートを選んだとしても、湧水町営ふるさとバスに乗る必要がある。次に湧水町営ふるさとバスの時刻表を調べたが、バスは1〜2時間に一本あるかどうかだった。
公共交通機関を使わず、車を使えば嘉例川駅から霧島アートの森までは35分ほどらしい。

ここまで調べて、効率よく観光するために、レンタカーを借りようと決めた。

嘉例川駅から霧島アートの森までのルート(Googleマップ)

レンタカーを何日借りるか

鹿児島空港に着いたら、まず嘉例川駅に向かいたいので、レンタカーは空港近くのレンタカー店で借りることにした。一人旅なので、軽自動車で十分だが、何日借りるかで少し悩んだ。

  1. 1日目だけレンタカーを借りて、その日のうちに返す

  2. 2日目の朝返すか

1の場合、レンタカーの利用料金は安くなるが、鹿児島空港から宿泊先までの往復の交通手段を別途確保する必要がある。
2の場合、レンタカーの利用料金は1に比べて高くなるが、宿泊先の選択肢が広がる。

やりたいことの1つに「温泉に入りたい」がある。鹿児島県に温泉はいくつかあるが、霧島アートの森に行くことを決めたし、最寄りの霧島温泉に行くのが一番スムーズに予定が組めそうだ。
空港に戻ってレンタカーを返却し、公共の交通機関で霧島温泉に行くのは、時間のロスが大きいと判断。レンタカーは、2日目の朝に返却するプランで申し込んだ。

どこに泊まろう

霧島温泉の中で、どこに泊まるかを決めるのに、やりたいことに一度話を戻す。最後の1つ「地鶏が食べたい」は、1日目の晩ごはんに入れるしかない。つまり、素泊まり可、もしくは朝食のみ提供している宿を探す必要がある。宿の食事を重視しないなら、コスパを重視した宿にしたい。温泉に入って、ゆっくり寝られれば十分だ。

予算で検索し、クチコミを見て、霧島観光ホテルの素泊まりプランにした。霧島観光ホテルから鹿児島空港までは、Googleマップによると約30分ほど。朝ごはんは、1日目に何か買っておくか、もしくは空港で食べようと思った。鹿児島空港のホームページを見ると、朝食を提供するレストランはいくつか空港内にありそうだ。

残るは、1日目の地鶏料理のお店決めだ。Googleで【鹿児島 霧島 地鶏】で検索し、地鶏料理・鶏料理 みやま本舗 霧島店を見つけた。霧島観光ホテルまでは車で10分ほどと近く、評判も良さそうなので、このお店を予約することにした。

これで、旅行の大枠ができた。

<1日目>

  • 10:00 鹿児島空港着

  • レンタカーを借りる

  • 10:45 嘉例川駅でお弁当を買う

  • 霧島アートの森

  • 17:30 みやま本舗で地鶏料理を食べる

  • 霧島観光ホテルに宿泊

<2日目>

  • 霧島観光ホテル

  • 9:45 レンタカーを返却

  • 10:50 鹿児島空港発

行き先候補を準備しておく

霧島アートの森の所要時間が読めないので、行き先候補をストックして、あとは当日の流れで決めることにした。行き先候補はGoogleマップの周辺検索で探すことが多い。

今回は霧島観光ホテルの周辺で、3つほど候補を準備した。具体的に絞っていないものもあるが、それは当日車の中で調べればいい。

  1. 「霧島神宮」旅先ではよく地元の寺社仏閣を参拝する

  2. 「カフェや喫茶店」でコーヒーを飲んで休憩

  3. 「地元のスーパー」で、地元の調味料やお菓子を探す

旅行当日

当日の詳細については、以下にまとめている。

まず、旅行全体に影響を与えたのが、Googleマップの所要時間と、カーナビの所要時間がずれる事態だ。Googleマップの1.5倍前後の時間をカーナビは提示することがある。そして、カーナビが概ね正しいため、元々引いていたスケジュールよりも、移動の時間を長めに計算する必要が出た。

移動時間の誤算はあったが、もともと余白のあるスケジュールにしていたこともあり、行き先を追加することにした。夕食の時間は決まっていたので、お店周辺で良さそうな観光スポットを探したところ、九州に住んでいた頃から知っている「高千穂牧場」を見つけた。ソフトクリームを食べに、牧場まで車を走らせた。

牧場のソフトクリームは、もれなく美味しい

ふらっと立ち寄ったカフェMono.では、素敵な器に出会ってしまい、コーヒーを飲むだけではなく、お皿も買った。お店を出ると、向こうのほうに桜島が見えた。

Mono. 本店からの眺め

いくつか予定外の事態はあったが、やりたいこと、食べたいもの、行きたい場所、全部叶えられたので、とても良い旅だった。

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