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オーストラリアケアンズ バスの運転手の神対応から考えさせらた

 どうも、自分が雨男なせいか、そもそも晴れ男とか雨男とかいう概念が好きになれない「てりやき」です。


 世界一周を振り返って書いてみようと思ったこのnote。正直なところ、どこかの誰かの旅行記にどれくらいの人が興味があるのかわかりませんが、とにかく書いてみようと思います。


 世界一周1日目。日本で盛大な見送りを受けた僕たち夫婦がついたのが、オーストラリアのケアンズ。

まだまだ世界は新鮮で。空港に朝早く着きすぎて、バスを待っていることすら楽しくて。トイレで顔洗うなんて、なんてバックパッカー的なんだと思いながら、ワクワクしていたわけです。


 そういえば、この時はまだ宿も予約してなくて、もうそれすらバックパッカー的だと思ってしまうほどの狂いっぷり。



そんなこんなで、宿を探しているとバスがやってくる時間に。このバスがまた便利で、ケアンズの宿の住所を伝えると、そこまでダイレクトに連れて行ってくれるという太っ腹ぶりなんです


ただ、僕らは宿をとってない。そこで編み出した奇策が

「とりあえず中心部にあるいいホテルの名前を告げて、そこまで連れて行ってもらい近くのカフェでも探して、宿を取ろう作戦」


 今考えれば、なんてダサい作戦なんだ。バックパッカー的な人の多くはおわかりだと思いますが、この時の最善策は「バスのおじさんに、宿をとっていないことを正直に伝える大作戦」です。

そうすればきっとバスの運転手のおじさんは僕たちを観光案内所かどこかまで連れていってくれたことでしょう。


ただ、この時はバックパッカー的初心者だということもあり、この作戦しか思いつかなかったわけですね。

ドラゴンボールで、ピッコロを封じ込めるための魔封波を行おうとしたら、炊飯器にヒビが入っていて、結果直接対決を挑むしかなくなったくらいの欠陥作戦。


 結果、バスの運転手のおじさんには「あそこはお前らみたいなバックパッカーが泊まるところじゃないぞ。本当にそこなのか?間違ってないか?」と聞いてくれたおかげで、正直にことの次第を報告。

「宿を探すなら、ぴったりの場所を教えてやるぜ」となり、事なきを得たのです。



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 それにしても、このバスの運転手の対応。神対応だと思いませんか?この時もしバスの運転手がコミュニケーションを破棄したり、気を遣って何も言わずに僕らを指定されたホテルまで運んでいたら。



バスの運転手は、完全にバックパッカー初心者的な僕らに、「どこから来たのか」「ケアンズにはどれくらいいる予定なのか」「おすすめの場所はどこか」なんてことを教えてくれました。


 オープンなコミュニケーションが神対応になりうる。もうそんな外国的な学びを得た僕は、それだけでも興奮。ここは異国で、文化も考えも違う場所に来たんだ。そして、旅に学ぶことはこんなにも山ほどあるのかとまるで道徳の教科書の最後の一節のようなことを考えながら、宿に到着し、部屋で爆睡することにしたのでした。


最後まで読んでいただきありがとうございます。










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