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サウナと旅について考えたら、半分マンになった話

サウナのことが半分好きで、半分嫌いです。


世の中、なんでも光と影があるように、好きな面もあるんだけど、一筋縄じゃいかないみたいなところがサウナにもあるんです。


サウナ→水風呂→外気浴を3セット行うと、本当に生き返ったような気持ちになります。
あの「ととのい」という高揚感にも似た何かは、ちょっとやそっとのことでは、味わえないと思います。


それは事実です。健康にもお肌にもいい気しかしない、そんなサウナが大好きです。週に1度は行こうと決めています。いけない1週間なんて考えられません。


ただ、サウナの全てを愛しているかといわれると、そうでない部分もあるのが事実です。

例えば、サウナ室にいる間、暇すぎる問題にはどう対処すればいいのでしょうか。いまだに答えが出ません。


室温約100度の部屋に閉じ込められ、できることといえば、テレビを見ることくらい。
テレビがプロ野球中継になった途端、野球に全く興味のない僕はおもいっきり暇になります。

サウナといえば野球中継は、明石家といえばさんまくらいの常識です。


水風呂に入っている間や、外気浴をしている間はととのっている感覚と高揚感に包まれているからいいとして、サウナ室にいる間は、ぶっちゃけ暑いし暇です。


ただ、今のせせこましい世の中において、「何もすることがない時間」には価値があるような気も。

スマホもいじれず、デジタルデトックもできるわけで、その暇な時間にも価値はあるわけです。


ただ、暇です。


そう、サウナが半分好きで、半分嫌いな理由は主にこれ。


サウナが心の底から好きだ!!という人は、この「半分嫌い」がないんでしょうか。

もしくは野球中継が、大好物なのか。
昨日、サウナに行った時はサザエさんだったぞ。それでも大丈夫か?!


サウナには週に1度、可能なら2度ほど入りたい。ただ、いく前は少し面倒くさくなる。
今からかかる時間を考えて、その間自分にできることがあるんじゃないかと自問するわけです。

サウナにかかる時間は約1時間半。その時間があれば、映画をラストシーン目前まで観て、終わりが気になると悶々することもできるし、コトコトまではいかずとも、コト煮込んだカレーくらいは作れるかも。


お願いだから、そのサウナの時間がもったいないと思わないくらいの自由な時間を毎日ください。と切に願うあの瞬間。

少しだけ、サウナのことが嫌いにもなります。



旅もそうです。

話が急に飛びましたが、僕がサウナより好きな「旅」についても同じ。
旅のことも「半分好きで、半分嫌い」です。

旅は楽しいし、いろんな感動と出会えます。
旅と一度出会ってしまったら、旅無しの人生を生きられなくなるのは間違いなくて、空港での高揚感と、異国の地に降り立った時に感じる空気感。日本では感じられない匂いやワクワク感は、人の意識すらどこか遠くへ、そして一番自分の近くへとつれていってくれる魔法です。


ただ、旅には多くのトラブルが付きまといます。どれだけ準備しても、入念に計画を立てても、避けて通ることができません。


飛行機が遅れたり、旅先でスリにあったり、嘘をつかれたり、疲れたり。パスポートの有効期限が切れていて、飛行機に乗れなかったり。

最後のやつは自分のせいな気がするけど、旅とはそういうものです。

トラブルこそ旅の醍醐味だといってしまえば、その意見に何も反論はありません。

1mmも。


ただ、トラブルにあっている自分は明らかに不機嫌だし、「なんでやねん」の塊です。

なんでやねんの塊。なんやねんそれ。


ただ、結局は「影」になる部分を後から愛おしく思えたり、ムカつくけど好きかもと思えることが大切なのかもしれないと思います。


サウナの暇な時間。あぁ、あの時間こそ今欲しい。愛おしい。と仕事中に思うこと。
旅先でのトラブル。あぁ、あの時間こそ旅のハイライトだ。愛おしい。と日常の中で思い返すこと。

そんなことがあるからこそ、僕はサウナも旅も好きなのかもしれません。


それに無条件の好きだけには、魅力が少し足りないのかもしれません。
ドジだけどなんだか憎めないやつが、みんなから好かれるように。本当の魅力って「嫌い」とか「もー嫌だ!!」の裏にあるものかもしれません。

その「嫌い」の裏は「好き」じゃなくて、「愛おしい」なのかもしれません。


というわけで、今日のサウナでは、次の旅に思いを馳せながら過ごしてみたいと思います。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。では、また。

サポートしていただいたお金は、旅の資金に回し、世界のどこかであなたのことを勝手に想像してニヤニヤしたりなどします。嫌なときは言ってください。