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バリ島でのマッサージの日々

バリ島と聞いて、僕が一番に思い浮かべるのはマッサージ。


「海」「夕日」「サーフィン」「リゾート」


キングギドラもびっくりのいろんな顔を持つバリだけど、もう何よりやっぱりマッサージis正義。


僕がバリを訪れた時に印象の残ったマッサージは2つ。


1つは、街中にあるマッサージ屋。ここは本当によかったです。バリ滞在中に何度も通いました。


そういえば、僕は以前台湾に行った時にもマッサージを受けたんですが、もう次の日は、完全な好転反応で、身体がすごくだるかった。台湾の街中の激混みのカフェで嫁と一緒に1時間近く机につっぷして爆睡した。

「これが揉み返しというものか」とあの時ほど実感したことはありません。


それにしても揉み返しってなんなんだ。中2男子か?反抗期か?揉まれたら素直に気持ち良いでいいんだ。返してくるな。返して。というか、マッサージという良き行いに対しての、お返しがだるさってどういうことだ。いくら好転反応とはいえ、なぜ恩を仇で返す。


そうだ、これから恩を仇で返すは、「好転反応」と言い換えよう。それがいい。なんの話だ?バリのマッサージの話だ。


さて、話を戻します。


バリで印象に残っている街スパは?と聞かれたら間違いなくクタ地区にある街スパ

「SOMA MASSAGE &SPA」でしょう。

もうここは間違いありません。あんぱんには牛乳。川島なお美といえばワイン。石田純一といえば不倫は文化だくらい間違いない。


僕と妻は、ここにバリ滞在中少なく見積もっても3回は行った。1回行ってやみつきになって、次の日に行った。こうなってくると揉み返しとかいうレベルじゃない。揉み返しがくる翌日にもう一度揉むわけだから、揉み返し返しということになる。


それはともかく、とにかくここはいい。店員さんの愛想がよかったり、高級感溢れる店内ってわけでもないのもまたいい。なんか、バリの街スパ感がすごく出ている。

店員さんは、時々笑顔だ。ずっと笑顔ではない。頻度は小学校の給食で、ふりかけが付いてくるくらいの頻度。アセロラゼリーではない。え?小学校の給食にアセロラゼリーがついてくるのって神戸市だけですか?


マッサージ師の腕は超一流です。イチローばり。本田圭佑ばり。いやケイスケホンダばり。おそらくここのマッサージ師たちは、心の中にリトルマッサージ師がいて、リトルマッサージ師が妥協を許さないんだと思う。


値段は、正確に覚えていないずぼらっぷりですが、全身コースで170,000(約1,300円)ほどだったとメモをしている(2017年のメモ)。いや、どんだけ安いねん。

日本でマッサージがいくらするか知ってますか?

お父さんが汗水垂らして働いて、日々の給料を家計にいれながら、自分は発泡酒で我慢した結果、ようやく誕生日にもらえるのが肩たたき券ですよ?

肩たたき券は、肩をたたくのみの券なんです。揉みません。拳で叩きつけるだけ。


それがバリでは、大学生が家庭教師のバイトでもらえる時給くらいの値段で、全身をじっくりもんでもらえるわけです。丁寧に。オイルなど使って。



お店の場所はこの辺です。


クタビーチからも近いので、ビーチ帰りとかにもさくっと寄れます。



そして、もう1つ印象に残っているマッサージがクタビーチでおばちゃんにやってもらったビーチマッサージ。

ビールを飲みながら、クタビーチに沈む夕日をバックにサーファーが波にのる姿を見ながらのマッサージ。


ビールを飲みながらマッサージをすることが果たして体にいいのかは謎だけど、それにしても確実に心はほぐれていくのです。ほにゃほにゃです。


そしてこれが結構ていねい。両腕、肩、首、あげくは顔まで。力加減もちょうどいい。ただ、なぜか顔だけ痛くしてくる。顔をこする時だけはなぜかおばちゃんは強めにマッサージを施してくる。


理由はまったくわからない。なぜだか顔になった途端急に痛くなる。顔に恨みでもあるのか。顔に恨みがある状態ってなんだ。誰か特定の人物に恨みがあったり、顔見るだけでも嫌ならわかるけど、顔自体に恨みがあるってなんなんだ。


かつて、顔に親を殺されたとか、顔に金を騙し取られたとかなのか。この世に顔をという概念があり、顔を顔が顔しているのか。なんなんだ、どうしたんだ。顔。顔。顔。顔。


すいません、取り乱しました。


でも、顔のマッサージを差し引いても本当に気持ちよし。

今までいろんなマッサージには行ったけど、環境や待遇や値段をかんがみれば、ある意味このおばちゃんマッサージを超えるマッサージはないかもしれない。

とにかく、もうあぁこうやってのんびりすることって本当に大切なんだなと思わせてくれるマッサージだった。


値段は確か、50,000ルピア(約400円)くらい。今考えたら、そんなに安かったっけという感じなので、もしもう少し高くてもおばちゃんのマッサージを無下に断ることはやめてください。もう少し払う価値あるなと思わせてくれるマッサージなので。


というか、なんなんだこの破格の安さ。


そんな感じでバリ島にはローカルの良いマッサージがたくさんあるわけです。もちろんリゾートにいくのだからリゾートスパもいいけれど、そうでなくても十分に満足できるマッサージには安く、気持ちよく出会えます。


てなわけで、バリに行ったらまずマッサージに出向きましょう。何よりもまずマッサージです。毎日行っても、そんなに旅費を圧迫しないので、毎日の最後をマッサージで締めるという贅沢が可能です。


プロスポーツ選手ばりに1日の締めくくりを気持ちの良いマッサージで終えることができます。だからこそバリに着いたらまずお気に入りのマッサージを探すところから。


ビーチで遊んでマッサージ。ケチャダンスを見てマッサージ。サーフィンしてマッサージ。マッサージしてマッサージ。もうそんな天国のような日々がまってます。

サポートしていただいたお金は、旅の資金に回し、世界のどこかであなたのことを勝手に想像してニヤニヤしたりなどします。嫌なときは言ってください。