Ep.5 「郷に入れば、郷を知れ?」

大学生の頃、イギリスのロンドンの大学に一時期通っていた。
だから、海外での生活は今回が初めてというわけではない。

海外にいると、自分が「何者でもない」感覚が好きである。
誰も知らない、誰からも見られていない、誰も見ない。
まるで透明人間になったかのように自由を感じる。

ただ、日本にいた時は、どうだっただろうか。
何者でもない瞬間が、とても怖かった。
まるで置いてけぼりのような、空っぽのような。
透明人間できることがこんなにも不幸だとは。

久しぶりのこの「透明」の感覚を楽しんでいる。
マイボトルにお酒を入れ、芝生に寝転び、歌をうたう。
自分が楽しければそれでいいじゃないか。

今日の本題は、こんなことではなくて、
郷に入れば、郷に従いたい。という少し大人な感覚がある。
つまり、カナダの歴史を知ることで、
この国の経緯を、この国の政治的、経済的な問題を、
この国人々の感覚をなんとなく理解したいと思うのだ。
おそらく、ビジネス脳が少し働いて、知りたいのだと思う。
大人になったな。なってしまったな。と自分で思う。

ただ、西洋史は勉強してこなかったので、
本当に、知識として何も知らない。

さて、とりあえず今頭に浮かんだことを並べてみる。
(全く違っていたら、ごめんなさい。訂正をお願いします。)

-おそらく歴史は長くない。
 アメリカと同じくらいで17世紀ごろ?
-先住民(イヌイットや他多民族)から植民地化
-国家元首はQueen of Englandことエリザベス女王
 イギリスの植民地だったようだ。
-Quebec州はフランスの植民地の名残りからフランス語圏
-カナダ発の企業は、アメリカに買収されること多々あるらしい。
-同化政策による、先住民の子供が虐待され死体が数々と発見され
 ローマ教皇が謝罪に来ているらしい。
-B.C.州で言えば、僕が住み始めたSurreyはインド系人々が多く、
 多くは農業に従事しているらしい。

今知っていることは、ほんのわずかこれだけ。
恥ずかしいことに、一般常識以下かも知れない。

そして、同時に思う。
カナダという国は、思っている以上に複雑かもしれない。

数多く存在する先住民との歴史。(悲しい歴史が多いと推測)
イギリス、フランスの植民地化の歴史。
資本主義経済の中で、VSアメリカ構造。
メインとしては、この3カ国が大きな影響を与えている気がする。

どう学んでいこう。とて初めてに図書館へ行き
早速本を借りてみた。
タイトルは「Your Country, My Country


この本はどうやら、アメリカとカナダの歴史的関係性を書いている模様。

少し読み始めたいものとは、なんか違う気がする。
こうなったら、手始めにネットで浅く広く見聞を広げるか、
誰かに聞くしかないのかも知れない。

せっかくなので、カナダ歴史の話もこれから少しずつ
織り込んで何かを伝えていければ良いな。という締めくくり。
(何も昇華できてない状態で、やっぱり恥ずかしく思う。)

テリヤキ

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