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あのときこうじゃなかったら

あのときこうじゃなかったら、もっとどうにか生きれたかな。あのときああだったら、人生うまくいったのにな。って振り返って思うことって山ほどある。

中学校の修学旅行で自由時間があって原宿や渋谷に行っていたらカルチャーに感銘を受けてもっと原宿カルチャーを楽しんでいたかもしれない。
高校の卒業式のあと、もっと盛大になにかパーティすればよかった。もっと学校休めばよかった。もっともっと自由を訴えてセンター試験を全員受けるのなんて取りやめにすればよかった。
文化祭で自分たちの手元に帰ってくるわけでもない模擬店の売り上げに情熱を捧げて、みんながじゃがいもを見るのが嫌になるくらいトルネードポテトを売る必要なんてなかった。
そして、そして、、、

もっと何かになってたかもしれない。

でもね、書いてて思うことは、今同じことをしたって意味がないということ。今から原宿に1日行ったって感じるものがない。大学を休んだって誰も気づかない。あの空気、あの熱、仲良い人から関わりのない人まで全てがあの空間にいたから面白かった。

後悔の多い学生生活。甘酸っぱい青春など求めてはいなかった。周りの仲間も幸いそうであった。恋なんかよりも学食のハンバーグパンの方が大切だった。

学校とは、いっけん窮屈に思えた箱だったけれど、解き放たれればみんな自由に、空気のように軽く、水のように激しく、石のように重く、沈んだり浮いたり流れたりしてどこかへいってしまった。

もう全員で集まることはないかもしれないけど、尊くて胸の奥深くが突かれるような携帯のメモリーに全てを込めて。

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