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「チラシおことわり」?
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こんにちは。創作系寺嫁のゆかでございます。
ある日、ともみさんが家に帰って来た後、玄関のポストにチラシが溜まっているのを見て言いました。
「チラシおことわり」って書いておくと良いらしいよ。
我が家はいわゆるメゾネットで、一階部分に玄関があり、玄関上がってすぐに階段があります。
気にはしていたのですが、一歳児がいると、どこに出掛けるにも一緒ですから、ポストに投函されるチラシまで持って上がる余裕はありません。
買って来たものは重いし、一歳児は大人の思う通りに動いてくれないし。
一般的な標準よりも小柄な私は、正直なところわが身ひとつで階段を登るだけで大変だなあと思うのですから、
はあ~やれやれやっと帰って来た、これから娘の靴を脱がして、階段を登ると主張する娘を後ろから気付かれないようにそっと補助して、上に上がったあとは遊んでほしいとせがむのを明るい笑顔でその気にさせながら手を洗わせて、うがい(のまねごと)をさせて、お昼ご飯を作って……などと考えていたら、後方にあるポストのことなどぽぽいのぽいです。
ですから、ご苦労様なチラシ配りの方が勝手にポストに入れられたチラシたちは、大体が日に焼けて埃が付いた頃合いになってようやく束にしてひっつかまれ、ごっそりそのままゴミ箱の中、というのが娘が生まれてからのセオリーでした。
そんなこと言うくらいなら気付いた人が処理してくれればいいようなものですが、
以前読んだとある本によると、男性の脳みそというものは、そもそもの根本解決の方に思考がシフトするものらしく、
ともみさんも、「今あるチラシを持って上がる」ことよりも、「そもそもチラシを入れられないようにする」という方へ意識がいったようです。
つまり、多くの奥様方が、「ええっ?」と驚かれることと思いますが、その脳科学的な研究者の論拠を引用しますと、「嫌味を言ったわけでも、片付けていない妻を咎めたわけでもない」ということは、
誤解のないように記しておこうと思います。
さて、ならばなぜ私がこれを書いたかと言えば。
「チラシってなんだろう?」
と思ったからでございます。
「チラ紙?」「チラ」ってなに? 何かの略??
まさかちらし寿司とかのあの「チラシ」じゃないよね?
そう思いながらネットに頼ったところ……
なんと!
私の予想を裏切って、ちらし寿司の「チラシ」が近いそうです。
今となっては新聞は家に毎朝届けられるものですが、そういえば「号外ごうがーい!」と街で大ニュースが載った新聞を配っているニュースをたまに見かけます。
一昔前までは、どうやらそういった新聞のように、広告も「散らす」ようにばらまくのが主流だったようで。
なるほど、「チラ紙」ではなかったわけですね。
こんなふうに、普段何気なく使っている言葉でも、由来を知らないことがいっぱいあるんだろうなあ、と気づかされた夕方なのでした。
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