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TERA WORK SCHOOL講師紹介①/伊豆の“育する”宿坊「禅の湯」が考えるお寺の役割

11月から開講するTERA WORK SCHOOLですが、8月から体験会が始まります。素敵な講師陣にご登場いただきますので、お一人ずつご紹介していきます。

一人目は伊豆、河津町の宿坊「禅の湯」代表の稲本雅子さん。TERA WORK SCHOOL体験会の8/4(水)の回にご登場いただきます。

《TERA WORK SCHOOL体験会/第1回》
第1回:2021年8月4日(水)19:00〜21:00
伊豆の“育する”宿坊「禅の湯」が考えるお寺の役割
講師:稲本雅子/ZenVentures代表取締役、河津の宿坊「禅の湯」代表
ファシリテーター:水野綾子、田中勲
参加申し込みはこちらから

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稲本さんの祖父母の時代から、お寺の敷地内で宿坊を運営し始めました。その背景には「お寺が自立する必要性を感じていたことが大きい」と話します。

以下、note記事一部抜粋
「お寺は一般的に檀家さんに支えられて成り立っていますが、『子どもにより良い教育を与えたい』『より良く生きたい』と思った時に、檀家さんたちに負担を求めることはできなかったのでしょう。
お寺は地域や檀家さんに支えられ、同時に地域を支える存在だからこそ、“家族としての生き方”を檀家さんに頼るのは違う、と考えていました

檀家さんに支えてもらうだけのお寺ではなく、自分たちで稼いでお寺として自立しながら地域を支える、という形態に変わっていったと言います。

今では慈眼院(禅の湯)は、地域の雇用を生み出し、人を育て、移住者の方と地域が繋がる結節点になるなど、地域を"育する(いくする)"場として機能しています。

この"育する"とは、より良い成長を重視するコンセプトです。「宿坊を自分たちも含めて何かを育てるために還元していこう。人を、地域を、お寺をより良くしていきたい」という思いがあります。

以下、note記事一部抜粋
「禅の湯は、祖父母が5人の子どもを育てるために始めた宿が起源。両親は私や兄弟を育てるために働いていましたし、私自身もこの事業で子どもを養う必要がありました。加えて祖父は教育者で、私も母も“人を育てる”教育者になりたかったという共有点もあった。
そこで、これまで家族を育てるための商売としてやってきたのだから、この場を自分たちも含めて何かを育てるために還元していこうと、『育(いく)する』というコンセプトが生まれたんです

地域にあるお寺としてどんな役割を担えるのか、何ができるのか。慈眼院(禅の湯)さんの取り組みは多くのお寺関係者の皆様のヒントになると思います。

また稲本さんは現住職であるお父様から、「お寺としての人生の前に、自分の人生を生きなさい」と言われて育ったと言います。

TERA WORK SCHOOLは、お坊さん自身がどうありたいのかを知り、主体的にお寺と向き合うことが重要だと感じているからこそ、お寺、地域を支えていくお寺関係者の方々が、まずは“個”に戻れる時間を大事にします

"育する"コンセプトや稲本さんが考えるお寺の役割やあり方をお話しいただくとともに、禅の湯を引き継ぐときの葛藤や思い。自身のやりたいことと禅の湯が実現したいと思ったことの結節点など、稲本さんの"個”の部分にも触れていきます。

11月開講のTERA WORK SCHOOLにご興味あるお寺関係者様は、ぜひまず体験会からご参加ください。多くの方と出会えることを楽しみにしています!

《TERA WORK SCHOOL体験会/第1回》
第1回:2021年8月4日(水)19:00〜21:00
伊豆の“育する”宿坊「禅の湯」が考えるお寺の役割
講師:稲本雅子/ZenVentures代表取締役、河津の宿坊「禅の湯」代表
ファシリテーター:水野綾子、田中勲
参加申し込みはこちらから


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