見出し画像

学校をやめた。会社を作った。

学校をやめてもうすぐ2年。

いろんな感情の変化があった。

書いては消し。
消しては書き。


最近の私の心境を表すような
このブログ。


この記事をアップする前に、
どれだけの記事を書いて、
下書きボックスに入れただろう。

・・・そして消しただろう。


みんな元気かな。6年3組。元気なスポーツ系男子が多くて体力勝負だった。懐かしい。


ああでもない、
こうでもないと、
色々考えながら。

インスタでは、
ビシバシバンバン進める感じに
思われているらしいけれど、

実はその裏で
その10倍(いや100倍)くらい
考え・悩み・日々うなっている。


SNSは自由なはずなのに、
発信にちょっと疲れていた。


たまにはその裏側と
今の気持ちを
書いておこうかなと思う。







1、インスタの裏側


インスタでは
キラキラして見えるところしか
載せない。

インスタを見る人も情報量に
疲れるくらいじゃないかな。

発信する側からすると
「それが仕事なんだよなぁ」って。

すっぴんを晒したり、
愚痴を吐き続けたり、
散乱した部屋をアップして見られるわけない。

そして話も聞いてもらえないしねぇ・・・


よくあるこういうのねー。


あのキラキラに見える部分は、

嘘ではない。

ただ全てが本当でもない。


例えてみればこんな感じ。

さっきまでだらだらのパジャマで
ボサボサ頭だった女性が、


着飾ってメイクをして
お出かけ用のバッグを持って大変身。
みたいな。


着飾った女性も嘘ではないが、
それはその女性の全てでもない。



・・・そんな感じ。
(変な例えかも。でも多分そんな感じ。)



私は自分を飾るのに、
ちょっと疲れていたのかもしれない。


キラキラ用に必死に撮った写真。笑


ただの専業主婦の私が。
ただのド田舎教員の私が。

育休とコロナがダブルで襲来し
私の人生は大きく方向を変えた。


学校を辞めた。
会社を作った。


趣味で始めたインスタ。

手帳発信にいいねが付き、
DMをもらうようになり、
日経ウーマンに取材され、
手帳講座を始めた。


それは良い部分。



2、アンチコメントとの戦い


ただひたすらに、
目の前のことに夢中になり、
お客様のためにと、
必死になっていた。


気がつけば敵を作り、疎(うと)まれ、
インスタにはアンチコメントがつくようになっていた。

目の前のことに没頭しすぎて、
保育園の情報がわからなくなった。
子どもの予防接種を忘れて。

そして新しい仕事はどんどん増える。





仕事に明け暮れる毎日。
手帳でメンタルが整うようになったから、
気力には自信があった。

自分を客観的に見れていた。


でも心が鍛えられることに
デメリットがあることを知った。

メンタルが整うと
圧倒的に働きすぎる。

(だから多くの経営者たちは体を鍛えるのだな。私もまだまだだ。)


体の悲鳴にも気づかなかった。


私って、なんだっけ。
何がしたいんだっけ。


体力の減退とともに、
ちょっとだけ思考(つまり気持ち)が
下がり始めていた。


3、体調を崩した


先月、ついに体に不調が現れた。

というかだいぶ出ていたのだろうけれど、
気づかなかった。
ピークを超えた。

初めの数日は寝不足かな?疲れかな?と、
軽く思っていた。

積極的休養だ!と全ての仕事を休み、
2〜3日のんびり寝ることにした。

1日寝れば大体復活するはずが、

寝ても寝ても、どんどんしんどくなる。

突然高熱が出た。
頭痛が止まらなくなった。
うつむくと痛すぎる。

検査を繰り返す。
とりあえずの薬で痛みは引いた。

1つ1つ治療をすることにした。

頭痛の原因の1つが分かった。
長年放置し続けた親知らずだった。

妊娠中に、私はいつも歯に影響が出る。

歯が欠けたり、腫れたり、痛くなったり。

そういえばそうだったなぁと思い出した。


私もまだ産後一年だった。忘れてた。

3人目を産んで1年。
ようやく思い出した。
1年間、自分の体を見た記憶がなかった。


そして乳腺炎にもなった。
え?産後1年ですよ!?
(授乳はとっくの昔に辞めたのに)

うつ伏せになれないくらい痛い。動くと痛い。

1歳のちびたまが抱っこ〜とフガフガ
歩いてきても痛くて抱っこできないレベルだった。
(ちびたまが巨大化している説もある・・・)


こないだ産んだはずなのに。いつの間にか勝手に飴を食べるようにまで成長。末っ子ちびたま1歳。


副鼻腔炎も数年ぶりに再発した。


全て「私が私を放置し続けた」結果だった。

体は正直だった。

第3子出産の1週間前まで出張に行き、
産後2週間目でインスタライブを再開した。

その時はよかった。

むしろ子育てに没頭する方が、
私の気力を奪っていくから、
仕事で気持ちをごまかせたから。

あ〜、そりゃそうだな。
今は体をしっかり見つめよう。
そう思った。


4、プレッシャー


第3子妊娠中に、教員時代の年収を軽く超えた。
いつかの私だったら「うわ〜すごい!」って思っていただろう。

でも現実はそんなすごいだけのもんじゃない。

その金額には今までに感じたことのない気持ちを伴っていた。

・お客様から頂いた期待
・失敗してはいけないという重責
・これが続くとも限らない不透明感
・どこまで進むのだろうという不安感

・・・同時に私は妊婦であり、幼児2人の母である。


実はとてつもない気持ちを抱えながら日々を過ごしていた。
悩む暇もないくらいだったのも事実だから、
落ち込んでいる時間もなかった。






5、実際は・・・

手帳講師と名乗り始め、迷走することがある。

それはもちろん「手帳のせい」ではない。
今までとは畑違いの仕事をし始めたからだ。

私は教員だったはずだ。

あれだけの周りからの期待を(勝手に)背負い、
あれだけの気合いを入れ、
私は教育を変えると意気込んでいたのに。


私は何をしているのだろう。
そう自問自答することも、実はあった。

学校教育を変えることなんてできないよ。

若気の至りで
夢を語る2年目教員の私に
学年の先輩先生が言った言葉を思い出す。

そうかもしれんな・・・
と、今も弱気になる自分もいる。

でも強気になる自分もいる。



お客様は私を選んで来てくれた。
そこに精一杯応えたい。

ほとんどのお客様は
学齢期のお子さんをもつお母さんだから。

必死に必死にやってきた。

私がお役に立てているだろうか。

そんなことを思い
自己反省会をする日は
数回ではなかった。


インスタ上では、
・自由に働いていてずるい
・教員やめたんでしょ?
・もっと無料で発信してほしい

という類の言葉をもらうこともあった。


家族(特に親)には、
・いつまでやるの?
・何やってるの?
・子どもは最優先に!

そんなことも言われ続けた。



そんなこと知ってるよ!
子どもを大切にしているからこそ
働くんでしょ!



・・・って言いたかったが、
そこに使うエネルギーも時間も体力も
もったいないと思ってやめた。


全ては目の前のお客様のためにと思っていた。

承認欲求もあって
お役に立ちたいという気持ちも強かった。


起業を決意して約2年半。
会社を設立して約8ヶ月。

毎日ただひたすらに。

これが正解かなんてわからない。
自分が何をやっているのか
わからなくなることもある。

毎日どんどんどんどん仕事が増え続け、
しかもこちらの言葉一つで
かなり大きな人や金額が動くものが多い。

(最近、夫とその周辺の人達とすすめているプロジェクトはその最たるもので、正直いつも倒れそうになっている)


・・・あ〜、教員の方が楽だったな。

そう思うことはいくらでもある。

ただ、その3秒後に思う。

過去は美化されるしな〜!
教員も楽ではなかったわ。


そしてその5秒後に思う。

フリーランスでいて、
仕事が増え続けるなんて本当にありがたい。

やれるところまでやろう。
(まぁワーカホリックかもしれんが)

6、それでもやり続ける理由

結婚記念日と、誕生日のある7月。

2016年の7月11日に結婚。 
8周年を迎えた。


結婚するちょい前。

20代最後の年。
2016年の超開運日に入籍したくて。

校長先生に無理を言って
時間休をもらい、
役場に走ってお昼休みに入籍をした私。

何をあんなに焦っていたのか。
(まあ20代女性にある「29歳までに」ってやつの典型だったのかも)

あの時の私に言ってあげたい。


びっくりするような
結婚生活だよ。
子どもは3人も生まれるよ。
絵に描いたような母像ではないよ。
でも家族は円満だよ。
周りに感謝して頑張れ!


今日くらいは走り続けてきた自分に拍手を。
そしていつも支えてくれる全ての方に感謝を。

そして私を鼓舞してくれるアンチコメントに賞賛を!!


私は一人じゃないから頑張れる。
そして私は母だから頑張れる。

そして、かつてのたくさんの教え子たちに
先生は今も頑張ってまっせ〜!
って言いたいから。



いつもこう思う・・・
わが子には【生き様】で伝えることしかできない、と。


子どもなんて残念ながら言っても聞きやしない。
自由にさせとけばのびのび育つ。
だから大人も自由にやったらいいんよ。


世界各国、いろんな教育現場で、
たくさんの親子を見てきた。
教育をたくさん学んで実践してきた。
だからこれはおそらく・・・間違いない。



PS
これから怒涛の夏休みに入る全母たちへ。
ともに戦おう!ともに進もう!
そして子育てを全力で楽しもう。

私はもうすぐ37歳。今が一番若い。











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?