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道端で立ち止まる人

最近、道端で立ち止まっている人をよく見かける。
通りを見渡せば、ざっと10人程いるときがある。

何をしているのか?は、
ご想像の通りスマホを触っているのだ。
きっとスマホで誰かと連絡しているのだろう。

しかし、道端に立ち止まっている全員が
スマホに夢中になっている光景は異様だ。

なぜ立ち止まっているのかの理由が
想像つくからいいものの、
理由が想定できない状態の
十数人が道端に立ち止まっていると想像すると、
きっとすごく怖いと思う。

走って通り抜けたくなる。
椅子でも置いてあげたら、
少しは怖さが和らぐだろうが、
用途の分からない椅子を街中に置かれたら、
それはそれで怖いだろう。

先日、スマホを辞めたいという記事を書いたが、
今はまだスマホを完全に辞めることができていない。

なぜなら、一気に辞めてしまうと、
家族や仕事で関わってくれている人たちに
歪みが起こるからだ。

そこで仕事で使っているチャットアプリを
スマホから消すことにした。
このアプリを通じて連絡が、毎日100件くらいくる。

リアルタイムに連絡が取れなくなることで仕事が滞る、
自分がいないと仕事が進まない、
といった恐れが自分の中にあったが、
辞めてみるとゆっくりと仕事に向きあえる時間が随分と増えた。

どうやらすぐに連絡がつかなくても、
仕事は進んでいくようだし、
絶対に私がやらなくてはいけないことというのは、
そんなに多くないようだ。

最も大きな気づきは、
チャットに返信することが
仕事の大半を占めてしまっていたことだ。

しかも、その多くはあまり重要ではない伝達ばかりだ。
実際は重要な伝達ほど、メールなり、電話なりで
行われるのはチャットのない時代から変わっていない。

もし便利に振り回されて、
重要ではないことに忙しく時間を使い、
本来やるべきことをせず立ち止まってしまっているなら、
できる範囲で見直したい。

一体何で立ち止まっているのか、
何が自分を忙しくさせているのか、
分からない方が怖いからだ。

見直す方法は難しくない。
何かを辞めてみることだ。
やはりスマホを辞めたい。
考えるだけでワクワクしてくる。
 

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